進路環境データ

高校教師が予測!3年後はこんな進路希望が増える

1.3年後の進路希望状況

大学への進学希望がさらに上昇する見通し

各高校の進路指導主事に、自校における3年後の高校生の進路希望の変化を予測してもらったところ、大学への進学希望について「上昇する」が「低下する」を大幅に上回った。特に「県内の国公立大学」への進学希望が上昇するとの予測だ。また、専門学校への進学希望は「上昇する」と「低下する」が同程度、短期大学への進学希望や就職希望は「低下する」が「上昇する」を上回り、大学への進学希望のみが上昇するという見通しをもっていることがわかった。

2.3年後に進学希望が増える分野

安定的な職業につながる看護や医療の分野が伸びる?

3年後に進学希望が増える分野を、大学と専門学校のそれぞれについて予測してもらった。
大学で最も多かったのが「看護」で、さらに「医療・保健・衛生」「教育・保育」といった国家資格の取得を目指して学ぶ分野が上位に目立つ。一方、下位には「哲学・宗教」「音楽」「文学」「文化・地理・歴史」と教養的な分野が並んだ。
また、専門学校もトップは大学同様「看護」で、次が「医療関係」。警察官や消防士を含む公務員のほか、司法書士などの資格取得を目指す「公務員・法律・政治」も多い。

3.3年後の入試方法別進路希望

「推薦入試」「AO入試」での進学希望者増を4割が予想

入試方法別に大学への進学希望の変化を予測してもらったところ、「一般入試」「推薦入試」「AO入試」ともに「上昇する」が「低下する」を上回った。「上昇する」と「低下する」のポイント差を見ると、「一般入試」が16.8ポイントに対し、「推薦入試」は31.9ポイント、「AO入試」は29.9ポイントと、「推薦入試」「AO入試」が「一般入試」を上回る結果となった。

4.<参考>10年前との大学学部別志願状況の比較

実際の志願者動向から見えるトレンド

この10年間で大学の各分野の志願状況は、実際にはどのように変化しただろうか。学部統計の取り方が多少違うが、志願者数が最も大きく伸びたのは、教員が増えると予想した分野のトップ2である「看護」と「医療・保健・衛生」を含む「保健・衛生学部」で、2010年度は2001年度の2倍を超えた。
ほか、「医学部」「教育学部」の伸びも大きい。一方、「歯学部」「薬学部」は落ち込みが大きく、2010年度は2001年度の7割に満たなかった。

法学部:法経学部を含む/経済・政経学部:政治経済学部、総合政策学部を含む/経営学部:経営情報学部、情報学部、不動産学部を含む/商学部:商経学部を含む/社会学部:産業社会学部、社会科学部、社会福祉学部、環境情報学部、人間社会学部を含む/文・人文・外国語学部:文教育学部、文芸学部、人間科学部、人文社会科学部、図書館情報学部、国際関係学部、国際文化学部を含む/教育学部:学芸学部を含む/家政学部:栄養学部、生活科学部を含む/工学部:基礎工学部、生産工学部、電気通信学部、工芸学部、繊維学部を含む/農学部:園芸学部を含む/獣医・畜産学部:獣医畜産学部、農獣医学部、酪農学部を含む/水産学部:水畜産学部/保健・衛生学部:看護学部、環境保健学部、鍼灸学部、健康科学部を含む/芸術・音楽学部:芸術工学部、造形学部、美術学部、美術工学部を含む/その他:教養学部、文理学部、神学部、仏教学部、商船学部、総合科学部、国際学部、コミュニケーション学部など

5.関連情報リンク


(初出日:2011.7.08)
※会社名、肩書等はすべて初出時のもの