キャリアガイダンス vol.418 2017.7

変わる大学入学者選抜
何を問うか、どう育むか。

動き始めた大学入学者選抜/生徒の個性を伸ばす学び/企業の採用選考の現場から/新しい学力観をどう育み、評価するか

編集長が語る 特集の見どころ

 2014年12月「新しい時代にふさわしい高大接続の実 現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」の答申から、既に2年半の月日が経ちました。その後、教員の資質・能力向上についての「教育公務員特例法等の一部を改正する法律案」(2015.12)、そして次期学習指導要領の方針となる「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(2016.12)が答申されてきました。

 一方で、大学の教育改革においては、「三つの方針」の策定・公表を各大学に義務付け、今年4月から施行され、2018年の認証評価から共通評価項目として反映されていきます。 そして5月16日に「高大接続改革の進捗状況について」が文部科学省から発表されました。新テストの名称変更に加え、国語と数学における記述式問題の導入、英語では民間の資格検定試験の活用など、具体的な検討像が見えてきました。また、各大学が実施する入学者選抜についても、「学力の3要素」を多面的・総合的に評価するものへと転換が促されています。新テストの具体的な実施内容など、まだ検討事項が多いのも事実です。その一方で、入学者選抜のあり方は、入学者受け入れ方針に基づき、各大学で検討がなされ、既に動き出しています。さらには中学入試では、「学力の3要素」を問う入学者選抜が始まっています。今号の特集では、高大接続改革の主旨に立ち返り、生徒の学びをどう評価し、これからの社会で生きていくうえで必要となる資質・能力をどう育んでいくか、現場の実践から探ってみました。少しでも先生方の考えを深めるきっかけになればと願っています。                           山下 真司(本誌 編集長)

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