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尚美学園大学 学長 久保公人氏

芸術、政策、スポーツを融合させた
新たなスポーツマネジメントを創造する


「智と愛」の精神で、教養と慈愛の心を育てる
 尚美学園大学は2000年に芸術情報学部(音楽表現学科、情報表現学科)と総合政策学部(総合政策学科)を設け、2学部3学科からなる4年制大学として開学。以来、音楽をはじめとした芸術、情報表現、総合政策、スポーツ、文化など、社会のさまざまな分野で広く活躍できる人材の育成に務めてまいりました。
 現在は、芸術情報学部(音楽表現学科、情報表現学科、音楽応用学科、舞台表現学科)と総合政策学部(総合政策学科、ライフマネジメント学科)の2学部6学科を設置しており、いずれの学科も、学びと進路が直結する実践的な教育を行っています。
 母体である尚美学園は、建学の精神として、美を尊重し(尚美)、高い教養(全人教育)の叡智と思いやりの慈愛を育む『智と愛』を掲げています。この建学の精神を具現化するために、一人ひとりの個性に向き合った教育を大切にしながら、高い教養と豊かな感性、人に対する思いやりの心をもった人材を育成していきたいと考えています。

未来を見据え「スポーツマネジメント学部」を新設(構想中)
 2020年4月、本学はスポーツマネジメント学部を新設(構想中)いたします。本学が考えるマネジメントとは、物事を管理することに留まらず、新しい価値を創造・発信・定着させることです。長年にわたるスポーツ分野の専門教育をさらに発展させ、本学既設の芸術情報学部、総合政策学部と融合させることで、スポーツを軸にしながらも多様かつ豊かな感性を育てていきたいと思っています。
 既に、総合政策学部ライフマネジメント学科には、スポーツ領域を設置しており、スポーツに関わる領域・分野について修学できる体制は整っています。しかしながら現代のスポーツ業界は多くのスポーツでプロ化が進むなどさらなる発展が求められています。そこには新たな価値を創造できる人材の育成が求められており、スポーツ領域をさらに充実させ、幅広く学べる体制を整えることが望ましいと考え、学部の設置に至りました。
 本学スポーツマネジメント学部の大きな特長は、領域の広さにあります。簡単にカリキュラム構造を説明しますと、あらゆる視点からスポーツを観察、研究する力を身につけるために、1・2年次には理論、知識、技能の基礎を学び、3・4年次には展開科目の中で知識の活用力を身につけていきます。
 スポーツマネジメント学部は「ビジネス・産業」と「健康・科学」という大きく分けて2つの領域に分かれていますが、それらをさらに「スポーツ×ビジネス」「スポーツ×マーケティング」「スポーツ×イベント」「スポーツ×エンターテインメント」「スポーツ×データ分析」「スポーツ×教育・指導」といったテーマに絞り込み、学びを深化させていきます。

異文化との融合で本学独自のカリキュラムを創造
 芸術、総合政策、スポーツ、この3つの領域を有機的に融合させ、連携、協力することで、豊かな感性を備えた人材の育成を目指しています。
 例えば、芸術との融合では、スポーツイベントの企画・演出や映像制作などに役立つノウハウ、総合政策との融合では、スポーツ用品の商品企画・プロモーションに活きるビジネスマインドとスキルを習得します。
 さらにマネジメントの視点からスポーツ業界を分析し、スポーツ業界が抱える課題を発見できる力、問題解決力の養成に力を注いでいきます。
 そのための教育体制も柔軟に変化させていきます。具体策として、現在スポーツの先端分野で活躍する講師の招聘、講演の実施、他学部との連携などが挙げられます。特に芸術や総合政策と連携することで、本学ならではのユニークなプログラムが作れると自負しています。

学生一人ひとりを大事にする教育
 大学全入時代においては、学生の成長に資する教育が重要になっています。学生自身が一人の大人として自立し、社会に貢献できるように責任感をもって誠実に役割を果たせる、そんな人材を育てていきたいと思います。
 すべての学生の成長を実現させるために、教職員が一体となって学生をサポートする体制が本学には備わっています。学生がいつでも気軽に立ち寄れる学生総合アシスト室の設置は好例の一つです。そもそも本学は、人と人の距離が近い大学ですから、今後も学生一人ひとりに寄り添った教育を継続、強化していきたいと思います。
 本学は、自分の好きなことを追い求めたい学生、夢の実現に向けて努力を惜しまない学生を歓迎します。著しく変化する社会では、新たな価値を創造できる人材が求められます。そのために必要な知識、技術と知恵を備え、情熱としなやかさをもって果敢にチャレンジする。そんな学生を育成してまいります。



久保 公人氏

【Profile】

久保公人(くぼ・きみと)氏

京都大学法学部卒業。文部科学省在任中は、教育助成局施設助成課長、高等教育局主任大学改革官、同私学部私学行政課長、生涯学習政策局政策課長、同生涯学習総括官、大臣官房人事課長、高等教育局担当審議官、スポーツ・青少年局長などを歴任。米国NSFフェロー、北九州市企画局長も務めた。2016年4月より現職。東京大学理事、日本高等教育学会会員。

【尚美学園大学の情報(スタディサプリ進路)】

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