専門学校トップインタビュー

専門学校 東京ビジネス外語カレッジ 校長 並河克彦氏

次代のイノベーションリーダーとなるデジタル人材を育む
「デジタル・ビジネスコース」2021年4月スタート!


世界約60ヵ国の学生が学ぶ、グローバルなプラットフォーム
 東京ビジネス外語カレッジ(TBL)の母体であるISIグループは、1977年に学習塾としてスタートしました。創立当初よりグローバル時代の到来を視野に、日本人学生が海外で学ぶことはもちろん、外国人留学生が学ぶことができる学校として、特色あるグローバル教育を実践してきました。現在、ISIグループは大学の他に専門学校2校と日本語学校4校をもち、グループ全体で世界60を超える国と地域から約3700名の学生たちが学んでいます。そのなかには、十数年前までは考えられなかったエストニアやラトビアといった近年急成長を遂げるバルト三国からの学生も含まれており、世界経済のダイナミックな変化を、私たちも日々教育の現場で実感しています。
 TBLで学び、日本のビジネス界での活躍を目指す留学生や、さらにここから世界へ羽ばたく留学生など、明確なビジョンと高いマインドをもつ外国人留学生が数多く学ぶ本校の環境は、当然ながら日本人学生にもたくさんの刺激を与えています。キャンパスに一歩足を踏み入れると国際色豊かな学生たちが学び、英語のみならず多言語・多文化が飛び交うグローバルな環境は、日本人学生にとっては日本で学びながら海外留学と同じ環境にあるといっても過言ではないでしょう。このようにTBLは非常にグローバルなプラットフォームを構築しており、真の国際人を育てる教育が大きな特色となっています。

海外大学への編入と学士号取得ができる人気プログラム「2+2」コース
 私自身も、ロンドン大学の経営大学院で学び、銀行員として世界屈指の金融街シティーで通算16年にわたりキャリアを積んできたことから、グローバル教育とは何か、グローバルビジネスとは何かということを常に考え、身をもって実践してきました。この経験もあり、グローバルな舞台で闘わない限り日本の競争力強化はないと、私は痛感しています。そこでTBLの校長に着任後、真のグローバル人材育成を目指して特に力を入れてきたのが、日本人学生の海外への挑戦をバックアップする仕組みづくりです。欧米では、2年制カレッジで学んでから総合大学に編入するというルートが多くみられます。しかし日本には、これにあたる制度が一般的ではありませんでした。そこで、日本の専門学校から海外大学への編入を可能にしたのが、TBLの海外大学編入・学士号取得プログラム「2+2」コース(単位認定型編入制度)です。本校の2年間で取得した単位が海外大学の単位として認定され、TBLの2年間+最短2年間の留学で海外大学の「学士号」を取得できる仕組みです。現在、留学先はアメリカ、イギリス、オーストラリア、ハンガリーの4ヵ国、6大学があり、今後もさらに拡充していく予定です。海外大学への1年次からの入学は、語学力や費用の面だけでもハードルが高くなります。しかし、TBLの「2+2」コースであれば、高いレベルの語学力や異文化コミュニケーション力を本校で修得したうえで留学に臨むことから、通常よりも短い期間で効率的に学ぶことができ、このハードルがかなり低くなります。「2+2」コースは大変好評で、TBLでも高い人気を誇るコースとなっています。

“デジタル人材”の高いニーズに応える「デジタル・ビジネスコース」
 専門学校のミッションは時代を先取りし、社会が必要としている知識・スキルをいち早くカリキュラムに取り込むことだと考えています。だからこそTBLは日本のグローバル教育をリードし、これまでもビジネスやホスピタリティといった分野で多彩な人材を輩出してきました。教育の面では国際理解を深める教育「国際力」、理解と納得の専門教育「専門力」、社会人としての総合的な力を高める教育「人間力」を指針とし、そのうえで実践的な産学連携型授業を次々と取り入れてきました。
 そして2021年4月、次代のデジタル人材を育成する「グローバルビジネス学科 デジタル・ビジネスコース」がTBLに誕生します。私が数多くの国内外の企業トップとお会いするなかで、IT業界に限らずすべての業界のトップの方が必ず口にするのがデジタル人材の圧倒的な不足です。ひと昔前まで、人口知能(AI)やビッグデータ、Webマーケティングといった分野は、その道の専門家というイメージがありました。また、ビジネス領域と技術領域、文系職と理系職というように明確な住み分けもありました。しかしDX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれ、AIやビッグデータがあらゆるビジネスに多大な影響を与える今、デジタルリテラシーはもはやこうした旧来の枠組みに収まるものではなく、あまねく業界・業種で必須となっています。かたや企業にとっては、社内のデジタル人材の存在こそ市場で勝ち残るための新たなビジネスモデル創出のカギを握り、さらには今後の企業の存続にも関わってきます。こうした現状への企業側の強い危機感を感じ取った私たちは、デジタル人材育成のための教育コンテンツを早急に本校のプラットフォームにのせるべきだという結論に達し、「デジタル・ビジネスコース」の開講となりました。

高度なデジタルリテラシーをもち、新たなビジネスを創出する人材を育成
 「デジタル・ビジネスコース」は、ITの専門家や技術者を育てるわけではありません。ITの専門家ほどではないものの、デジタルから生み出されたプロダクトを理解して使いこなすことができる、優れた「ITのベストユーザー」を育てたいと考えています。例えば企業の現場では、システム系技術職とビジネス職が融合して同じ方向のベクトルへ進むにも、後者のデジタルリテラシーの欠如から互いに意思疎通が図れないというケースがあると聞きます。しかし、ここでビジネス職の人材がITの仕組みをしっかりと理解できていれば双方の意思疎通は可能となり、2つのベクトルが1つとなって新ビジネスを生み出すチャンスへとつながるのです。新コースでは、AIの基礎プログラミングであるパイソンや、フィンテックの基幹技術であるブロックチェーンの仕組み・概念といった、今の時代に欠かせないデジタルリテラシーの基礎知識を修得します。そのうえで、TBLの伝統に根付く国際感覚、語学力をはじめ、マーケティングやビジネス感覚などの武器も身に付けていきます。さらにはデジタル・ビジネスの最前線で活躍する多彩な講師を各企業から招き、実際のプロダクト開発の現場で学ぶ機会も設けるなど、時代の先端にふれる魅力的なカリキュラムを展開する予定です。もちろん、「デジタル・ビジネスコース」にも「2+2」コースを設置し、グローバルな視野とデジタルリテラシーをもった次代のイノベーションリーダーを育成します。
 かつてはデジタルというと理系の専門職というイメージがありましたが、今やデジタルは文理が融合したジャンルです。そして今回のコロナ禍を経て、時代はまさに大きな節目を迎えています。おそらく「デジタル・ビジネスコース」で学ぶ学生たちが卒業後に活躍するフィールドも、現時点での体制やビッグネームの企業だけではないでしょう。10年後のトップグローバル企業で活躍する人材を育てていく――。それが、私たちTBLの「デジタル・ビジネスコース」なのです。


並河克彦氏

【Profile】

並河克彦(なみかわ・かつひこ)氏

1978年 関西学院大学経済学部卒業
1978年 株式会社三井銀行(現三井住友銀行)入行
1985年 ロンドン大学経営大学院(London Business School)修了
2015年 専門学校 東京ビジネス外語カレッジ校長就任

東京商工会議所 中小企業のデジタルシフト推進委員会 学識委員
ハンガリーブダペスト商科大学学友(国際関係学部)

【専門学校 東京ビジネス外語カレッジの情報(スタディサプリ進路)】

大学・短大トップインタビューに戻る