大学を強くする「大学経営改革」

大学を強くする「大学経営改革」[93] DX(デジタルトランスフォーメーション)が大学に問いかけるもの 吉武博通

デジタル技術の指数関数的な発展がもたらすビジネスモデルの創造と破壊  DX(デジタルトランスフォーメーション)への関心が産業界のみならず、行政、医療、教育など幅広い分野で急速に高まりつつある。  “D...

大学を強くする「大学経営改革」[92] URA制度の現状と課題を通して大学における高度専門職について考える 吉武博通

高度専門職の採用・育成と事務職員の高度化による教職協働  高等教育への期待と要求が増すに伴い、大学における業務は多種多様化し、それぞれに求められる水準も高まりつつある。多様化し高度化する業務を誰がどう...

大学を強くする「大学経営改革」[91] 学長の選考とトップ人材の育成について考える 吉武博通

同じ法の下にありながら異なる国立大学の学長選考方法  法人化以降の国立大学では、学長選考に納得のいかない教職員が批判の声をあげ、学内外に波紋が広がるということが幾度か繰り返されてきた。  多くは、学内...

大学を強くする「大学経営改革」[90] 職員の貢献度を高めるための課題と方策 〜真の「協働」の実現に向けて〜 吉武博通

改革プロセスの成否の鍵を握るのは職員  「教職協働」という言葉に象徴されるように、大学において教員と並び、職員の役割の重要性が広く認識され、担うべき業務も広範化かつ高度化しつつある。これを受けて201...

大学を強くする「大学経営改革」[89] コロナ禍で改めて問われる大学の戦略と組織 吉武博通

地域間で差が生じる可能性がある秋学期の対応  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が止まらない。世界では毎日20万人を超えるペースで感染者数が増え、日本時間7月26日までの累計感染者数は...

大学を強くする「大学経営改革」[88] 新興感染症がもたらす歴史的危機の中で大学のこれからを考える 吉武博通

全世界に多大な健康被害と社会的・経済的打撃  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、全世界に多大な健康被害をもたらすとともに、社会・経済活動に深刻な打撃を与えている。  日本でも2020年1...

大学を強くする「大学経営改革」[87] ハラスメント防止対策の強化は健全で活力ある職場づくりの好機 吉武博通

パワーハラスメント防止措置が事業主の義務に  労働施策総合推進法の改正に伴い、2020年6月1日より、パワーハラスメント(以下「パワハラ」)防止措置が事業主の義務となる。  また、既に男女雇用機会均等...

大学を強くする「大学経営改革」[86] ドイツの高等教育との比較を通して大学改革を問い直す 吉武博通

規制緩和を進めながらどう変革を促し、質保証を機能させるか  「改革」の名のもとに様々な政策が示され、大学は疑問を感じつつも、資金や評価を得るために競うように新たな取り組みに励む。  このような状況が、...

大学を強くする「大学経営改革」[85] 米国大学との比較を通して大学改革を問い直す── 石井クンツ昌子 お茶の水女子大学教授に聴く 吉武博通

米国をモデルに推進される日本の大学改革  日本の大学改革は米国の大学をモデルに進められているといわれている。ティーチング・アシスタント(以下TA)、シラバス、授業評価等はその象徴であるが、制度導入以来...

大学を強くする「大学経営改革」[84] 大学における「リーダーシップ」を問い直す── 困難を克服し未来を拓くために必要なもの 吉武博通

思い違いが目立つ「リーダーシップ」  2013年5月の教育再生実行会議第三次提言『これからの大学教育等の在り方について』において、「意欲ある学長がリーダーシップを発揮して果敢に改革を進められるよう、大...

大学を強くする「大学経営改革」[83] 大学における「働き方改革」の意義と課題を考える 吉武博通

人手不足への対応と働き方改革は業種を超えた課題  2018年7月、働き方改革関連法(「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」)が公布、2019年4月、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き...

大学を強くする「大学経営改革」[82] 大学はより良い方向に向かっているのだろうか──あらためて「改革」の意味と方法を問い直す 吉武博通

画一的な改革では真に必要な変革は実現できない  大学はより良い方向に向かっているのだろうか。大学関係者の多くが率直に抱く疑問ではなかろうか。改革のあり方を原点に立ち返って問い直すことも必要と思われるが...

大学を強くする「大学経営改革」[81] 地域の持続可能性と大学の果たす役割 吉武博通

負のスパイラルに象徴される構造的問題の深刻さ  政府は、『まち・ひと・しごと創生総合戦略(2018改訂版)』(2018年12月21日閣議決定)において、「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小...

大学を強くする「大学経営改革」[80] 大学における研究の意義と課題について考える 吉武博通

教育と研究は一体不可分  研究は教育及び社会貢献とともに大学に求められる基本的な役割である。教育基本法は第7条1項において「大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究...

大学を強くする「大学経営改革」[79] RPAを活用した大学業務改革の可能性と課題について考える 吉武博通

幅広い業種で導入が急増するRPA  日本でRPA(Robotic Process Automation)が注目され始めてから日はまだ浅いが、働き方改革や人手不足への対応という社会・経済的背景もあり、企...

大学を強くする「大学経営改革」[78] 政策を見据えつつ現場主導の改革を──大学は高等教育政策にどう向き合うか 吉武博通

政策に翻弄される高等教育の現場  大学は、組織や制度を変え続けていなければ、国や社会から評価されないのだろうか。  都内の大規模私立大学での講演で一人の学部長から出された質問である。国公私を問わずこの...

大学を強くする「大学経営改革」[特別編] 2030年を見据えた大学マネジメント改革──自己革新が持続する組織の確立に向けて 吉武博通

未曾有の危機は自らの存在を問い直す好機でもある  2018年、18歳人口は約10年続いた120万人の踊り場から再び減少に転じ、2030年には100万人へ。さらに減少は加速し、2040年には約80万人に...

大学を強くする「大学経営改革」[76] 「現場が変わる」教育改革をどう実現するか──教育現場での経験を通して考えたこと 吉武博通

教育現場の構成員をどれだけ広く巻き込めるか  大学はより良き方向に向かっているのだろうか。本連載を執筆しながら、常に問い続けてきた問題である。  国公私立全780校(2017年5月1日現在)それぞれに...

大学を強くする「大学経営改革」[75] 「優れた組織」をつくり上げるために何が必要か 吉武博通

「改革」という名の「組織弄り」に陥っていないか  社会に必要な財やサービスの多くが「組織」によって生み出され、日本の就業者の約9 割が雇用者として「組織」で働く時代である。当たり前のように感じられるが...

大学を強くする「大学経営改革」[74] 女性研究者の活躍促進のための取り組みを通して大学のこれからを考える 吉武博通

世界114位にとどまるジェンダーギャップ指数  「世界経済フォーラム」が2017年11月に公表したジェンダーギャップ指数(各国の男女格差を指数化したもので、以下GGI)で、日本は144カ国中114位と...