編集長 小林浩コラム(巻頭言)

認証評価 第3サイクルに向けて(カレッジマネジメント Vol.204 May-Jun.2017)

 日本の認証評価制度は、2018年度より第3サイクルを迎える。第1サイクル終了時に特集した本誌172号「ユニバーサル化時代の大学評価」を読み返してみると、第1サイクルでは、導入期として主に最低基準をク...

日本型職業教育の未来(カレッジマネジメント Vol.203 Mar.-Apr.2017)

 日本の労働市場の特徴は「就職」ではなく、「就社」する点にあると言われている。スペシャリストやプロフェッショナルとして「何ができるか」を評価する“ジョブ型”ではなく、その企業の文化や社風に合った「ポテ...

中退予防の処方箋─経済的視点から考える─(カレッジマネジメント Vol.202 Jan.-Feb.2017)

下図は、文部科学省学校基本調査2016年速報版に掲載されている、高等学校卒業者の進路状況である。  大学、短大、専門学校の進学率が折れ線グラフで記されている。このグラフには、筆者が縦に2つの補助破線を...

進学センサス2016(カレッジマネジメント Vol.201 Nov.-Dec.2016)

「偏差値って操作できるんですよね」。これは、インタビューした女子高校生の言葉である。これにはいささか驚いた。しかし、それも当然かもしれない。  文部科学省が発表した2015年度(平成27年度)における...

進学ブランド力調査2016(カレッジマネジメント Vol.200 Sep.-Oct.2016)

リクルート「カレッジマネジメント」が創刊されたのは、1983年7月である。皆様のご支援を受けて、33年間発行を続け、今号で無事200号を迎えることができた。  創刊号の記事を見ると、現在でも巻頭(表2...

地学地就の教育(カレッジマネジメント Vol.199 Jul.-Aug.2016)

一般的に、若者が地域間で移動するのは、「進学」「就職」「結婚」というライフイベント時が多いと言われている。特に大学進学の場面では、地元の大学に進みたいが、学びたい分野がない、あるいは卒業後の就職が心配...

高大接続改革への「高校の挑戦」(カレッジマネジメント Vol.198 May-Jun.2016)

3月末日、高大接続システム改革会議の最終報告が取りまとめられた。実現に向けては、乗り越えなければならないハードルがいくつも存在しているのも事実である。それでも、大きな改革は確実に動き始めている。今回の...

相互選択型の入学者選抜へ(カレッジマネジメント Vol.197 Mar.-Apr.2016)

今回の高大接続改革では、共通テストの改革、つまりセンター試験が変わるとされる2020年がフォーカスされがちだが、実は足元では各大学の個別選抜が大きく変わってきていることに注目すべきである。今年2016...

“学ぶ”と“働く”をつなぐⅡ(カレッジマネジメント Vol.196 Jan.-Feb.2016)

日本では、バブル崩壊後、失われた20年といわれる中で、2000年頃の就職氷河期、2008年のリーマンショックと、新卒学生の就職を取り巻く環境は、厳しい時代が続いた。新卒の無業者増加が社会問題となり、2...

都市部を目指す大学Ⅱ(カレッジマネジメント Vol.195 Nov.-Dec.2015)

2010年のカレッジマネジメント163号で行った特集「都市部を目指す大学」には、大学だけでなく、地方自治体や地域活性化を促進する団体・企業からも、多くの反響をいただいた。 あれから5年。163号の表紙...

進学ブランド力調査2015(カレッジマネジメント Vol.194 Sep.-Oct.2015)

ブランドの語源は「burned(焼印)」と言われている。その昔、放牧していた牛に焼印を入れて、どこの家の牛なのか、違いが分かるようにしたのだそうだ。そう考えると、他と違いを示す“差別化”“個性化”こそ...

2025年の大学(カレッジマネジメント Vol.193 Jul.-Aug.2015)

2012年、本誌30周年記念号(175号)で、リクルートワークス研究所の2020年雇用環境予測に基づいて、『2020年、その時大学は』を特集し、大きな反響を頂いた。 それから3年、今回の特集では、ワー...

変革のドライブとなる組織運営改革(カレッジマネジメント Vol.192 May-Jun.2015)

既に周知の通り昨年6月に「学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律」が成立し、この4月から施行されている。文部科学省が出した法律案の概要には、その趣旨として“大学運営における学長のリーダーシッ...

地域で選ばれる大学(カレッジマネジメント Vol.191 Mar.-Apr.2015)

今後、世界的に急激な都市化が進んでいくという。様々な将来予測で、メガシティとそれ以外という風に分かれていくだろうといわれている。先日、日本でも人口の東京一極集中が進んでいるという報道があった。大学の主...

学部・学科トレンド2015(カレッジマネジメント Vol.190 Jan.-Feb.2015)

 企業では、マーケティング戦略の一環として、「プロダクト・ライフサイクル」という考え方がある。学部・学科も、言わば大学の“商品ラインアップ”と位置づけられる。そのため中長期的に見ると、やはり商品と同じ...

戦略的意思決定を支えるIR(カレッジマネジメント Vol.189 Nov.-Dec.2014)

近年、IR(Institutional Research)という言葉を耳にする機会が増えている。この背景には、成熟市場である日本の大学において、高度な意思決定とスピードが求められていることがある。 各...

進学ブランド力調査2014(カレッジマネジメント Vol.188 Sep.-Oct.2014)

「高校生に聞いた進学ブランド力調査」は、2008年のリリースから数えて今年で7年目を迎えた。今年の調査結果から見えるポイントとして以下の3つがあげられる。  まず、「私立大学志向の回復の兆し」である。...

インターンシップの教育効果(カレッジマネジメント Vol.187 Jul.-Aug.2014)

昨年の本誌180号特集「“学ぶ”と“働く”をつなぐ」では、編集部が想像していた以上の大きな反響をいただいた。厚生労働省の調査では、2010年3月に大学を卒業して就職した若者のうち、3人に1人(31.3...

短期大学の可能性(カレッジマネジメント Vol.186 May-Jun.2014)

日本の短期大学の学生数は1992年(平成4年)のピーク時には53万人在籍していたが、2013年(平成25年)には13.8万人と7割以上減少している。同様にこの間短期大学数も598校から360校と約4割...

教育×ICTの衝撃(カレッジマネジメント Vol.184 Jan.-Feb.2014)

 何故、今大学入試制度の“転換”が求められているのだろうか。その背景には、「グローバル化」と「ユニバーサル化」の2つの大きな潮流がある。グローバル化を背景に、正解のない時代のなかでチャレンジできるイノ...