【進学センサス2016追加分析】高校生の地元志向

進学センサス2016では、高校生の進路選択時の地元志向を聞いている。

進学先検討時に地元(自宅から通える距離と定義)に残りたいと答えたのは、全体の46.7%。

一方、地元から離れたいと答えたのは18.6%となり、残りたいを上回った。

2009年から3 回連続で増加していた地元志向だが(2009 年40.1%→ 2011 年46.5%
→ 2013 年49.4%)、景況感が多少回復したせいか、今回初めて減少に転じている。

≪DATA≫


エリア別では、南関東(61.3%)、関西(55.1%)をはじめ、大都市圏の地元志向が高い(59.0%)。学校数が多く選択肢も幅広いため、地元外に出なくてもよいという事情もあるだろう。

大都市圏以外では、「東北」「北関東・甲信越」「北陸」のように、地元に「残りたい」より「離れたい」のほうが高いエリアもある。

男女別では、男子よりも女子の地元志向が高い(男子41.7%・女子49.8%)。

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