今やりたいことがわからなくても大丈夫。流れに身を任せて、目の前のことに全力で取り組めば光は見えてきます
希望の道標 Vol.58 アートトランスレーター/田村かのこ
高校生の主体的な進路選択を応援する進路担当教員・校長・教頭・副校長、クラス担任、保護者に向け、進路指導・キャリア教育に役立つ情報をお届けしています。
キャリアガイダンス vol.435 2020.12 NEW
リフレクションは教育活動になぜ必要なのか?/授業、探究、HR、部活動 … 実践事例/リフレクション、ストレッチ、エンジョイメントの往還が人を成長させる/「見通し・行動・振り返り」の繰り返しが、生徒自身の幸せな未来創造へとつながる/教員の自己肯定感を高め思考と心を解きほぐす/これからの教育活動を通じて「学びに向かう力」をどう育むか
授業をはじめ、探究、学校行事、進路行事、部活動など、高校3年間に渡って組まれるカリキュラムには、それぞれの学びの目的とともに生徒の成長という先生方の願いが一緒に織り込まれていると思います。これからの時代を生きるうえで必要となる資質・能力を、豊かな学びの経験を通じて育んでいく。
しかしながら、対面授業ができなかった一斉休校中、学びに向き合える生徒とそうでない生徒の格差がより顕著だった、そんな声を聞きました。与えられた課題をこなしていくことに必死で、学んだことを振り返ったり、その経験を自分の中に取り込んだりする機会が少ない。ましてや「もっと主体的に…」と言われても容易く変われるものではないことは先生方も周知のとおりだと思います。やることをただ 増やしたり、やりっぱなしで終わらせたりするのではなく、学ぶ面白さや意義などの動機付け、そして自己効力感を伴って生徒自身が成長を実感できること。さらには、見通しをもって次につなげていくことが欠かせません。だとすれば、生徒が本来もっている意欲を引き出し、主体的な学びを促す教師のあり方が大切になってくるのではないでしょうか。
今号では、生徒に関わる大切な取組のひとつとして「リフレクション」にフォーカスしてみました。先生方が日常的に行っている「振り返り」とは何か違うのでしょうか。
新学習指導要領では、自らの学びを振り返り、他者との対話を通じて、粘り強く、自己調整していく「学びに向かう力」が謳われています。複雑な社会問題を解決していく「主体」が求められるこれからの時代において、リフレクティブな思考習慣は社会や個人のWell-beingに向かう生徒の力を高めていく、そう信じています。本特集が先生方のリフレクションにつながれば幸いです。
山下 真司(本誌 編集長)
最新号 Vol.43 2020.4
クラス担任から高校生に提供したい情報をまとめました
キャリアガイダンスでご紹介したワークシートや指導案を
テーマ別に掲載しています。
進学や就職、社会に関するデータ集です。クラス通信などにお使いください
進路に関する生徒のさまざまな悩みに対する、先生方の対応方法をご紹介
進路指導やキャリア教育のあらゆる局面での先生方の工夫をまとめました
高校生活で課題意識やコミュニケーション力を身につける指導方法です