高校教育改革に関する調査

高校の「教育改革の実態」を明らかにするため、全国の全日制高校を対象に、新しい学習指導要領、入学者選抜、ICT活用、キャリア教育、進路指導、学校改革などに関する調査を実施しています。

【2021.6.7 リリース】高校教育改革に関する調査2021 「ICT活用」編

コロナ禍で対面実施前提の「特別活動」や「進路指導」が停滞
一方、「ICTの活用」は計画以上に進展
ICTのオンライン授業への活用意向が過半数

【2020年コロナ禍で推進された学校運営の取組】

  • 計画通りいかなかった取組
    • 「特別活動の取組(※1)」82.0%、「進路指導・キャリア教育の取組」69.0%
      対面前提で実施してきた取組への影響が大きかった。
      (※1)特別活動とは「ホームルーム活動」や「生徒会活動」、入学式・文化祭・修学旅行等の「学校行事」のこと
  • 計画以上に進んだ取組
    • 「ICTの活用」が44.6%で圧倒的に高い。
      新型コロナウイルス感染症影響により高校では急速にICT活用が進んでいる。

【ICTの活用状況・活用意向・活用推進のための取組】

  • 96.7%の高校が授業・ホームルーム・探究などの教育活動にICTを活用

    • オンライン授業への活用意向が過半数に
      • 「オンラインによる双方向型授業・学習支援」55.9%
    • さらなる推進のためには「先生方の研修の強化」に取り組みたい63.3%

【「ICT活用」で狙いたい効果や変化】

  • 「生徒の興味を喚起し、学習へのモチベーションを上げる」が64.2%でトップ。

【新学習指導要領に向けて特に重視していること】

  • 1位は「ICTの活用」67.8%

高校教育改革に関する調査2021 「進路指導」編

8割の高校が「ガイダンス・オープンキャンパス中止」は
進路指導に影響したと回答
不足したリアルな接点を求め、
「実際の講義・研究に高校生が触れる機会の増加」が大学への期待のトップに

【「新型コロナウイルス感染症」による進路指導への影響】

  • 進路指導への影響が8割前後と大きかった上位2項目
    • 「進路ガイダンス・進路相談等の行事の中止・延期」(81.9%)
    • 「オープンキャンパス指導が十分にできなかった」(76.9%)

【高校が大学・短期大学に期待すること】

  • 1位:実際の講義・研究に高校生が触れる機会の増加 53.5% (前回比+18.8ポイント)
  • 2位:卒業時に身につく能力の明確化 52.6% (同+15.2ポイント)
  • 3位:わかりやすい学部・学科名称 49.9% (同+13.2ポイント)
  • 4位:わかりやすい入学者受け入れ方針 49.7% (同+5.9ポイント)
      :就職実績の公開 49.7% (同+12.3ポイント)

    • 経年で見ると、コロナ禍によって十分に得ることが難しかった進路に関する情報についての期待が
      全体的に増加しており、相対的に大学への情報提供期待は高まっている。

【「アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)」の認知と活用】

  • アドミッション・ポリシーの認知度は96.5%
  • アドミッション・ポリシーの進路指導での活用は71.3%
    • 経年で見ると17.6ポイント増加し7割を超えた。
      2018年:53.7% → 2021年:71.3%



調査概要
調査目的
全日制高校で行われている教育改革(新しい学習指導要領、入学者選抜、ICT活用、キャリア教育、進路指導、学校改革に関する取り組みなど)の実態を明らかにする
調査時期
2021年2月1日(月)~3月5日(金)
調査方法
郵送調査+インターネット調査
調査対象
全国の全日制高等学校

注)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響により当初予定2020年を2021年に変更し実施した。前回調査実施は2018年。