【進路指導・私の理由】新学期の今、担任としてやっておきたいこと

アイスブレイキング

様々なコミュニケーションゲームを実施する

LHRの時間に、集団の人間関係作りのために、グループワークや、コミュニケーションゲームを積極的に展開します。私は以前大学院でコミュニケーションゲーム(特に非言語コミュニケーション)が集団の人間関係に及ぼすメンタルな影響について研究をしました。信頼感が向上する効果が見られました。(兵庫)

気軽に話せる接点をつくれるバースデーライン

私は英語でやりますが、誕生日を聞いていき、その順番に並んでもらうところからはじめます。誕生日ねたは結構生徒も気にするのではないでしょうか。1年の中で誰が年上とか下とか。
生徒のプロフィールリストを作成してもらい、冊子にして配布します。気軽に話せる接点を先に見せるということではないでしょうか。
最近はSNSのほうが活用上手な生徒がおおいのではないでしょうか。(北海道)

グループエンカウンターなどさまざまな交流

自分が今まで頑張っていることを紙に書いて提出させて、名前は出さないで「~なことを頑張っているクラスメイトがいるね」と先生が紹介するのも一つです。名前は出なくても、自分の頑張りが周囲にしれるだけでも生徒の自尊心がたかまります。また、こちらで話題を設定してペアや4人組を作り、長所と短所、趣味や好きなものについて話し合わせることもします。
相手の存在を受け止め、自分の経験も周囲と共有する事から始めると話しやすい雰囲気はだんだんできあがっていきます。笑うことや「あ~、それ私も同じ経験あるぅ~。」という共有・共感的態度の涵養がコミュニケーションの土台作りにもなると考えます。(秋田)

簡単な自己紹介とフルーツバスケット

氏名、あだ名、出身中学など簡単な自己紹介を行い、フルーツバスケットなどのゲームで交流を深める。(神奈川)

花見のような校外で打ち解けられる行事

グループで花見をしながら団子を食べるなど、くつろげる行事をすれば、すぐに打ち解けあえるようになる。(山形)

人間関係づくりのプログラム

人間関係プログラム

他者を非難しないというルールの中で活動を行うとその場が安心安全な場に変容する。コミュニケーション活動を通じて参加者の中で良好な関係が構築され、他者への関心が増す。そうすると自然に助け合いが起きクラスがさらに安心安全な場所になる。当然いじめや不登校はなくなる。(静岡)

野外炊飯などの集団協力活動

クラス活動として、野外炊飯などの集団協力活動などの想い出づくりで、団結心の構築。今まで、生徒個々は孤独に生きてきたが、他者との距離感がわからない状況であり、みんな同じ悩みを持っているという共感が得られれば、クラス全体が思いやりのある集団になるであろう。(大阪府)

相互理解を促進する発行物

学級通信の発行

生徒間同士の人間作りのため、クラスメイ ト紹介もかねて学級通信を毎日出す。(青森)

文集作り

みんな食い入るように文集みます。作るのは簡単だし、生徒にさせると勉強になるしいろんな先生にアンケートお願いできてコミュニケーションとれるしいいですよ(富山)

各自の目標を考えさせ、他のみんなに紹介する

10cm10cmの型紙に記入させ、模造紙に全てはって掲示する。他人の考えを知ることで他人に対して自己開示しやすくなる。(趣味や特技、部活なども書かせてもいいと思います)(静岡)

プロフィールブックを作る

生徒たちは4月はお互いに相手を探り合う状況。その探り合いがうまくいかずに衝突することがあるので、あらかじめこちらで場の設定をしてあげると今後のさまざまな活動がスムーズになる。(茨城)

役割を決める

係づくり

クラスの係分担は、生徒に学級活動で決めてもらっています。これまで生まれた係は、毎日1枚クラスの様子を写真に収めてアルバムを作る「記録係」、動植物の飼育を通してクラスに季節感届ける「いきもの係」などがあります。自分たちの学習環境をよくするために、「集団において何が出来るかを考えさせる好機」になりますし、係活動はグループで行いますので、「クラス内コミュケーションを活性化」させることにつながります。(茨城)

クラス運営に必要なことを生徒たち自身で話し合って決める

クラスの生徒たちの自主性を育むために、時間がなくても、クラス目標、クラスの委員・係、掃除当番、席順などクラスの運営で必要なことは、すべて生徒たちに考えさせ、決めさせることは必要と感じる。生徒たちが考え、決めたことは、最後までしっかり守れる。また、クラスの一員としてその役割を果たさなければと責任感も持たせることができる。(福島)

ルールをつくる

最初の三日以内に「クラスルール」を提示。グループワークで仲間作り。

女子は最初のグループがけっこう大事なので、そこで孤立した生徒を作らないことがコツ。あとは行事ごとに人間関係がシャッフルされるが、最初はテコいれします。(東京都)

ルールの徹底

・帰りのHRでは全員が集まり、着席し、静かになるまで始めないということを徹底してきた。慣れるまでは15分かかったこともあったが、今では2、3分で静かになるし、周囲の生徒が気づいていない生徒に声かけするなどしている。
・清掃活動については、最後に机の位置を縦横と徹底的にそろえさせる。次の日も、教室に入って気持ちよくなれる環境作りの大切さを伝えているため、その習慣が身に付き、特別教室でも生徒たちがすすんで机の並べ方も徹底していることを聞いている。4月の時点でルールを徹底することで、今後のクラス運営も楽しくなるし、生徒にとっても、当たり前に感じることができるので、乱れる生徒も少ないのが現状である。遅刻指導に関しても、学年で自分の担当しているクラスのみ指導者が0人である。
もうひとつ、頑張ったことは些細なことでも、徹底的にほめる。(東京都)

クラス目標をつくる

クラス目標を作る

クラスでどのようなことを頑張るか話しあわせたりする。月間目標でもよい。それと、できるだけひとりひとりの生徒に声をかけています。ひとりひとりに声をかけることで、担任として何をすべきか、いろいろなアイディアが浮かんできます。(愛知)

みんなでクラス目標を決める

みんなでこんなクラスだったらというのを出し合って、最後一つにまとめました。また、みんながこういうことは言われたりされたりしたらいや、これはうれしいということを本音で出し合い共有、さらに学級通信にそこで出てきた「こういうことは言われたりされたりしたらいや、これはうれしい」ということを掲載しました。(京都府)

クラス目標をつくる

4月は新担任と新級友との共同生活のはじまりなので、共通認識のルール、組織としてのゴールを決めることは極めて大切。学期ごとに、PDCAの観点でチェックを行えるといいですね。 (茨城)

生徒理解

生徒理解のための面談

生徒の長所を見つけ、生徒に肯定感を持たせる。クラス内でその長所を活かせる場面を設定する。(和歌山)

生徒の人間関係を観察し、グループあるいは個人で面接を行う。

人間関係ができはじめたところで、グループと自分で面談を行う。グループなので、生徒は緊張せずに自由に話すことができ、生徒の本音を聴くことができる。個人面談を希望する生徒に関しては、個人で対応し悩みなどを聴く。(東京都)

1分間スピーチ

新年度のスタートとともに、自己紹介を中心に、毎朝、HRで生徒の前で話をさせる。その様子を観察することで、生徒の性格や特徴をつかむ(福岡)

担任としての宣言

担任の所信表明演説

クラスは生徒と担任がいっしょになって作っていくものであり、生徒の意見のみを聞くのではなく、担任としての考えや方向性を生徒に知ってもらい、その上で生徒の意見を聞き、その意見でよりよい集団としていくように努力し、併せてコミュニケーション力を上げていけるようにしたいので。(神奈川)

担任としての心構えを宣言す る

担任として、クラス運営のために生徒と約束をしています。
例えば、月一回の学級通信の作成、考査後の席変えなどを宣言し、それを確実に行う生徒は、約束を守る姿勢に信頼を寄せてくれて、その後の相談などが円滑に進みます。(福岡)

このクラスの「邂逅」の意味を熱を持って伝える

このクラスにものメンバーが集まったことは、とてつもない「偶然」だということ、「邂逅」の意味を熱を持って伝えています。ひとりひとりの言動は、クラスという「チーム」の雰囲気に影響するということを、熱を持って覚悟を持って伝える。
地球上に○○人の人がいて、日本に○○人という人がいて…同じクラスになったということは、確率的には「奇跡」に近い!…と。奇跡の巡り合いを大切にしよう!という呼びかけが、クラスの人間関係のベースになる。例えば、自分が推薦入試で受かったから…と、卒業旅行のパンフを教室で見るなど一般入試にむけて勉強している人にマイナスの雰囲気を作ってしまうことは絶対に許さない!と毅然とした態度で宣言する。クラスの雰囲気に関してはこの担任は相当こだわってるぞ…と生徒に実感させる。(滋賀)