【No.363】教育トピック「高大接続改革にどう臨む?」/「学びの基礎診断」認定ツール発表

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 教員ライフ応援メールマガジン 

『キャリアガイダンス@メール』 No.363
  http://souken.shingakunet.com/career_g/
                            2018/12/26(水)
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 1 教育トピック「教えて!高大接続改革にどう臨む?~京都のフォーラムから」
 2 「高校生のための学びの基礎診断」認定ツール発表
 3 キャリアガイダンス最新号読者アンケート
   特集「 『探究』で育む資質・能力とその評価 」への感想、ありがとうございます!
 4 教育関連イベント情報
 5 キャリアガイダンス編集長・編集顧問の講演スケジュール
 6 Facebookページのご案内
 7 三度の飯より本が好き。年間600冊読む横山北斗先生のおすすめ文庫 Vol.6
  『学校の「当たり前」をやめた。』(読者プレゼントあり!)
 8 編集後記「更新」(角田)

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 2018年最後のメルマガ、最後の教育トピックとなりました。トピックのなかの、「旧タイプの分か
らない授業」と「新タイプの分からない授業」(どちらも分からない)のたとえが言い得て妙。
ぜひご覧ください!今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします!(増田)

【1】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 教育トピック「教えて!高大接続改革にどう臨む?~京都のフォーラムから」
 【教育ジャーナリスト 渡辺敦司】
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 早いもので2018年も、もうすぐ終わり。高校教育界にとって今年のトピックは、何といっても新
しい学習指導要領が3月に告示され、4月には「大学入学共通テスト」をはじめ大幅に変わる大学
入学者選抜を受ける学年の生徒が入学してきたことでしょう。来年は4月から新指導要領の移行措置
が始まりますし、入試改革への足固めもしなければなりません。2019年を控え、いよいよ具現化が
迫られる高大接続改革に、どう臨めばいいのでしょうか。

続きはコチラから → http://souken.shingakunet.com/career_g/2018/12/post-31d3.html

【2】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 平成30年度「高校生のための学びの基礎診断」の認定ツールが発表されました
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本日、文部科学省より平成30年度の「高校生のための学びの基礎診断」の認定ツールが発表されました。
国語、数学、英語各教科及び3教科について、申請があった27のツールのうち25が認定されています。
弊社のスタディサプリも、申請を行っておりました「スタディサプリ 学びの活用力診断~ベーシック~」、
「スタディサプリ 高1・高2 学びの活用力診断~スタンダード~」ともに認定を受けております。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/1411945.htm

「高校生のための学びの基礎診断」は、基礎学力の確実な習得とそれによる学習意欲の喚起を
図ることを狙いに来年度から始まる仕組みで、一連の高大接続改革のスタート地点でもあります。
民間の測定ツールが出そろったことで、各高校においても次年度に向けた準備が本格化すると
思われます。

「高校生のための学びの基礎診断」とは(文科省資料)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/__icsFiles/afieldfile/2018/07/13/1393878_1_1.pdf

【3】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 キャリアガイダンス最新号読者アンケート
 特集「 『探究』で育む資質・能力とその評価 」への感想、ありがとうございます!
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 最新号へ、たくさんの感想をお寄せいただきありがとうございます。一部をご紹介させていただき
ますので、ピンとくる記事がございましたら、ぜひお読みいただければ幸いです!

 また、読者アンケートも引き続き募集しております。お忙しい中とは存じますが、ご協力のほど、
よろしくお願いいたします。
(ご回答はこちらから→ https://f.msgs.jp/webapp/form/20046_ardb_1/index.do

●大船渡の梨子田先生のとりくみ。うまくいかなかったことについてレポートされている点。
 うまくいった例を示すよりも大変参考になると思いました。

●大船渡高校でやりたいことができなかった生徒がその後どうなったのか気になりました。

大船渡高校記事「探究の問いをどう“自分ごと化”していくか?」
https://souken.movabletype.io/secondary/.assets/2018_cg425_5.pdf

●24ページの「探究」という語句が使用された数についての記事を拝読して、高校への期待が
 いかに大きいかがよく分かりました。しかし、生徒だけではなく、指導者も「やらされている」
 という感覚では、効果が上がらないと考えられます。

●探究については来年度から実施することもあり、前号に続き参考になりました。

●新学習指導要領を見据えたカリキュラムマネジメントは「総合的な探求の時間」を含め、教科
 横断的に実施していくべきであるが、特集の内容は本校にとって大変参考となるものでした。

●世の中のことに無関心な生徒が多くなっている現在、「探究」での取り組みが非常に注目されて
 いるように思います。私自身も気になるところです。化学の教師をして30年以上になりますが、
 生徒の興味関心を引くために身近な事象を取り上げて授業を展開してきました。その中で感じて
 いることは、「感動しない」「疑問を示さない」「あきらめる」「妥協する」など、このような生徒
 が年々増えているように感じています。私の教授方法にも問題があるかと思いますが、それに
 しても社会・生活・自然に無関心だと感じています。だからこそ、まずは「探究活動」を通して
 生徒が生き生きとした姿で取り組めるよう、教師自身も力量を高め、探究モードに移行して
 いかねばと思っています。生徒の教育活動がさらに活性化する日がやってくることを願い、
 私自身も日々精進していきたいと思っています。

特集全体へはこちらから
http://souken.shingakunet.com/career_g/2018/12/vol425201812-a01b.html

【連載記事「進路指導実践を磨く!」より】
 ●聖霊中学校・高校の竹内先生の「できない先生がダメなのではなく、できるまでサポート
 しているかということも、重要なポイントです」に大いに共感し、1学年主任と話したら
 同じように共感してくれました。

「徹底的な小論文指導で進路先を広げ、生徒も保護者も学校も変えてきた」
聖霊中学校・高校(愛知・私立)
https://souken.movabletype.io/secondary/.assets/2018_cg425_15.pdf

【4】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 教育関連イベント情報
  キャリア教育や進路指導に関する教育関連イベントをご紹介いたします。
  各大会、セミナーのお申し込みは、各団体へ直接お問い合わせ下さい。(敬称略)
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◆【山梨】先生のための金融教育セミナー …金融広報中央委員会・山梨県金融広報委員会
https://www.festa2018.jp/
 開催日:2019年1月14日(月・祝)10:10~16:55
 会 場:山梨県立図書館(JR甲府駅北口より徒歩3分)
 内 容:児童、生徒にお金との正しい関係を伝え、現実社会を生きる力を育むために、
     金融教育について考える。
     1.新学習指導要領の下での金融教育
     2.「市場体験型シミュレーションゲーム『Market Game』の開発と実践」
     3.「アントレプレナーシップにおける金融教育~東和中学校の実践報告~」
     4.「少子高齢化社会における社会保障制度について多角的に考えてみよう」
 定 員:30名
 参加費:無料
 申込み:Webサイトより

◆【東京】平成30年度キャリア教育推進連携シンポジウム …文部科学省・経済産業省・厚生労働省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/12/1411492.htm
 開催日:2019年1月18日(金)13:00~16:30
 会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター国際交流棟国際会議室
 内 容:キャリア教育表彰、各受賞団体による事例発表
 参加費:無料(定員750名)
 申込み:Webサイトより

◆【愛媛】ティーチングポートフォリオチャート作成ワークショップ …AL型授業研究会えひめ
https://www.kokuchpro.com/event/97a6d2c6b094544a539c9ce135d71809/
 開催日:2019年2月10日(日)9:30~16:00
 会 場:COMS男女共同参画センター(松山市)
 内 容:ティーチングポートフォリオチャート(TPC)作成ワークショップ
 講 師:栗田佳代子(東京大学 大学総合教育研究センター准教授)
     吉田塁(東京大学 教養学部特任助教)
 参加費:3000円
 申込み:Webサイトより
 備 考:栗田・吉田氏のTPC作成ワークショップを紹介したキャリアガイダンスVol.422はコチラ
      → https://souken.movabletype.io/secondary/.assets/2018_cg422_13.pdf

◆【広島】授業力向上フォーラム ~探究を考える~ …産業能率大学
http://www.sanno.ac.jp/exam/teachers/forum_hiroshima2019.html
 開催日:2019年2月24日(日)10:30~17:30
 会 場:広島城北高校
 内 容:探究について様々な角度から考察し、更に教科との連携という大きな課題について研究する
     講演・ワークショップ
 登壇者:渡邊久暢(福井県立若狭高校)
     山藤旅聞(東京都立武蔵高校)
中村怜詩(島根大学教職大学院)
     溝上広樹(熊本県立熊本北高校)
     山下真司(リクルートキャリアガイダンス編集長) など
 参加費:3000円
 申込み:Webサイトより

※告知を希望される公開授業・発表会・イベント情報がございましたら、
 編集部( career@r.recruit.co.jp ) までご連絡ください。
 ※すべてご紹介できる訳ではありませんので、予めご了承くださいませ。

【5】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 【更新】キャリアガイダンス編集長・編集顧問の講演スケジュール
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 今後の講演予定をお知らせしております。
  
  編集長:山下    http://souken.shingakunet.com/career_g/2016/10/20161012-b780.html
  編集顧問:角田   http://souken.shingakunet.com/career_g/2016/10/20161012-0622.html

【6】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 リクルート進学総研Facebookのご案内
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『キャリアガイダンス』を発行するリクルート進学総研では、Facebookページを運用しています。
小誌の取材裏話や、カレッジマネジメント編集部からの大学最新情報、各種調査の速報など、、、
最近比較的積極的に発信しております^^

よろしければフォロー(いいね!)お願いいたします。
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【7】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 三度の飯より本が好き。年間600冊読む横山北斗先生のおすすめ文庫 Vol.6
 ★読者プレゼントあり★
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『学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―』
(工藤勇一著/時事通信社)

 宿題・定期考査・固定担任制・クラス対抗運動会・クラス目標・作文指導...等々、多くの学校で
当たり前に行われているシステムを次々と廃止した公立中学校。
必要があるから行っているものをなぜ無くすのか。そんなことをして学習指導・進路指導・生徒指導
はどうなるのか。そんな教師や保護者や生徒の驚きや不安と正面から向き合い、対話によって理由と
目的を共有しながら改革を進めた工藤校長。
改革の軸と背景、そしてその先に見通している子どもと社会の未来が誠実に語られています。

<北斗’s Eye>
「生徒のために」という枕詞のもとで行われている学校の取り組みや制度が、いかに学校を停滞させ
て社会から置いてけぼりにし、さらに生徒が成長する機会を奪い自律を潰しているか、その恐ろしさ
を痛感させられました。

 定期考査やクラス担任など、当たり前に思える学校の様々な仕組みが、生徒のためにと言いつつも、
実は教師の都合や利便性のためであるものがいかに多いか。

 そもそも何のために学校は存在するのか。子どもの自律と成長のために学校はどのような仕組みを
備えるべきなのか。教師や保護者を始めとする大人たちはいかに彼らに関わるべきなのか。
慣例という思い込みの思考停止を脱して、改めて一から生徒の未来を考えて学校を再デザインする。
何よりそれを全員で実行する。そんな勇気をくれる本です。

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当該の書籍を2冊、読者プレゼントとさせていただきます。
申し込み順「1番」「2番」の方にプレゼントいたします(先着順!)★

ご希望の方は、件名に「書籍プレゼント希望」、
本文に【1】お名前【2】所属 【3】送付先住所 【4】連絡先をご記入の上、
「 career@r.recruit.co.jp 」宛までメールをお送りください。
(メール受付はメルマガ発行日の翌々日、12月28日までとさせていただきます)
恐縮ですが、当選された方のみのご連絡とさせていただきます。

【8】=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 編集後記「更新」(角田)
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 2018年もあっという間に終わりそうですね。年に一度メルマガ登場の編集顧問・角田です。
本年も大変お世話になりました。
取材させていただいた先生方をはじめ、かかわりのあったすべての皆様に感謝いたします。

還暦を迎えたこともあり、仕事をしながら自らのことを振り返ることも多くなりました。
「成長するとは、自分を認識・吟味・更新していくこと」(奈須先生のお言葉)
わたしは更新しているだろうか?
「評価とは愛でること」(西岡先生のお言葉)
評価を客観的で冷たいものとつい思ってはいなかったか? ついそんな他者評価を心のなかでして
いなかったか?
「完成形ではないのでまだまだ試行錯誤していきたい」(堀川高校の井尻先生のお言葉)
あの堀川でも! だから堀川なのか…。
以上はすべて最新号No.425の特集取材のなかでお聞きして自らに刺さってきた言葉です。

人生100年時代の生き方として、まだまだ不格好に失敗もしながら、他者にも自分にも思いやりを
もって進んでいければと思っています。そのうえで更新を目指せたらいいなと…
来年もどうぞよろしくお願いいたします。(角田浩子)

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 次回『キャリアガイダンス@メール』は2019/1/9(水)配信予定です。
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   編 集 長   : 山下真司
   編  集   : 増田 円
   制  作   : 林 知里/沖崎 茜/高尾優希/阿部優維
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   発  行   : 株式会社リクルート
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