神田外語学院 学院長 糟谷幸徳氏

65年にわたり、日本の英語教育をリードする伝統校
新学科「デジタルコミュニケーション科」を2023年4月開設!

仮想空間「メタバース」を活用した英語授業
 インターネットの仮想空間に、空港や税関、ホテルといった施設を作り、ここで外国人のアバターとボイスチャットをしながらロールプレイで英語を学んでいく。これが、今注目の「メタバース」を教育ツールとして取り入れた、神田外語学院の英語の必修授業「HELP(Hybrid English Learning Program)」です。最初から外国人を相手に英語を話すのは少しハードルが高い…。そのような学生の声に応え、まずはゲーム感覚で英語にふれてもらい、楽しみながら英語運用能力を伸ばしてもらおうと、教育業界の中でもいち早く2011年に導入しました。本学院ではこの「HELP」をはじめとして、学生の知的好奇心を刺激し、やる気を引き出す仕組みや学びの環境づくりに注力しています。

2年間で130単位の学習量。課外授業や夏期講習でもサポート
 まず神田外語学院の教育のベースには、2年間で130単位、計2080時間という膨大な学習量があります。4年制大学の卒業所要単位が124単位であることを考えれば、この多さを改めてご理解いただけることでしょう。「英語+1言語」または「英語+専門スキル」を学ぶダブルメジャー制をとる本学院では、英語と各国語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能の習得だけでも必然的に多くの授業時間を要します。さらに卒業後の進路として、国内外の大学への進学・編入学希望者も多いことから、正課授業に加えて、課外授業や夏期講習を数多く開講するなど、充実したフォロー体制を構築しています。ほかにも日本語力に不安のある外国籍の学生に向けては、通常のカリキュラムとあわせて日本語力も補うことができる「日本語併修課程」を開設しています。こうして4年制大学にも比肩する学習量を、本学院では実現しています。

意欲を高める仕掛けが育む、学生たちの主体性
 もちろん「学習の量」だけでなく、日本の英語教育のフロントランナーとして65年にわたり培ってきた「質の高い教育」が、神田外語学院にはあります。なかでも重視するのが、生涯にわたって力となる主体的に学ぶ姿勢の育成です。例えば、自立学習のための施設「VISTA(Village of Innovative Study and training Access)」には、グループでディスカッションやスピーキングの練習ができる個室のほか、プレゼンテーションの練習のためのブース、集中して学びに打ち込める自習スペースなどを完備し、学生が自分に合った学習スタイルを見つけながら学習を習慣化できるようサポートしています。
 また、TOEIC(R)テスト対策では、年4回の受験を必修としたうえで、進級時と卒業時にクリアしなければならない基準点を設定しています。こうして、目標達成に向けて日々のモチベーションを高めながら、仲間と切磋琢磨して打ち込める環境をつくり出しています。なかなか目標に届かない学生には補講を行い、意欲の高い学生に向けては奨学金を用意するなど、手厚い支援も行っています。なおかつ授業では、レベル別の少人数教育を徹底しているので、レベルにかかわらず多くの学生が確かな成長を実感することができるのです。

確かな成果につながる、神田外語学院の学び
 本学院の教育の成果は数字にも如実に表れており、在学中にTOEIC(R)テストで700点以上を取得した学生は322人、入学時から300点以上アップした学生数324人(いずれも2020年3月卒業生実績)と、数多くの学生が2年間で目覚ましい成長を遂げています。卒業後の主要進路の一つである4年制大学への進学・編入学においても、毎年300~400人の学生が合格しており、これは全国の専門学校のなかでもトップクラスを誇ります。本学院での2年間で学生たちに数々の成功体験を積み重ねてもらい、主体性と専門スキルをもつ人材として自信をもって次のステージへと踏み出してもらうために、私たちは全力でバックアップしているのです。

「英語運用能力×ITスキル」をもつ人材を育成する新学科
 そして2023年4月、本学は「デジタルコミュニケーション科」の開設を構想中です。GAFAに代表されるトップIT企業が外資系であるように、グローバル化が加速する今、IT人材にも世界共通語としての英語の運用能力は欠かせないものとなっています。しかし一方で、英語運用能力とITスキルの双方をもつ人材が不足しているのが現状です。そこで新学科では、まさに急務となっている、高度な英語運用能力をもち、ITを駆使して企業の課題を改善・提案できる人材の育成を目指します。新学科の学びのコアとなるのは、幅広いビジネスで現在主流となっているSNSマーケティングやWebサイト解析などにおけるデータ分析力といったITスキル教育です。本学の柱である英語に加えて、マーケティング・プロモーション領域で求められる動画や画像などのコンテンツ制作技術、またSNSやWebサイトを訪れたユーザーの行動・特性などを把握し、サイトを改善していくためのデータ分析能力、提案能力、さらにはサイバーセキュリティーについても学ぶカリキュラムを準備しています。さらに本学での2年間を通じて主体的に学ぶ姿勢も身につけることで、変化の激しい時代にあっても自らの手で可能性を切り拓く人材として、必ずや成長してくれることでしょう。
 私たちは今後も、成果に責任をもつ教育を提供していくことで、神田外語学院に入学してくれた学生本人、本学院へと送り出してくださった保護者や先生方、これらすべての方の思いにしっかりと応えていきたいと考えています。

※TOEICはエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。


糟谷幸徳氏

【Profile】

糟谷幸徳(かすや・ゆきのり)氏

1956年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。みずほ銀行支店部担当部長、同川崎支店長などを経て、2007年、佐野学園理事長室次長に就任。神田外語学院キャリア教育センター長、同副学院長を経て、2012年より現職。

【神田外語学院の情報(スタディサプリ進路)】
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