新潟経営大学 学長 杉浦善次郎氏
一人ひとりが活躍できる学生の居場所をつくり、
多くの経験を積みながら、個性を伸ばしていきます。
地域に貢献する人材の育成を目指して
新潟経営大学は地域住民の強い要望により1994(平成6)年4月、新潟県加茂市に開学した経営情報学を教授する4年制の大学です。意欲と能力をもった一人でも多くの人に大学進学の機会を与えるとともに、地域に貢献する人材の育成を目的としています。
地域の企業が求める人材の育成が本学の使命です
新潟経営大学経営情報学部は、経営学を学びの基本的なベースとし、企業活動における“経営”“会計”“情報”の分野で活躍できる人材の輩出を目指した「経営情報学科」と、スポーツに“経営”の視点を反映し、スポーツに関わるさまざまな事業をマネジメントできる人材を育成する「スポーツマネジメント学科」で構成されています。
地域社会に貢献できる人材の育成を教育目標に掲げている本学では、県央を中心とした企業や地域の人々、地域の環境や行事と密接に関わるなかで、机上の理論だけでは学ぶことのできない「生きた経営感覚」を体験を通して学び、地域の企業が必要とする人材を着実に育てていきます。そのために用意されている取組の一つが「経営学実地研究」という科目で多彩な地域活動に取り組むものです。
この「経営学実地研究」では、学生は指導教員の下企業訪問や経営者へのヒアリング、フィールドワークに主体的に取り組み、企業や行政が抱える課題に対して学生自らが考えた具体的な解決策を提案するものですが、重要なことは解決策そのものではなく、解決策を考え出す手法を、実際の課題に取り組むなかで身につけていくことができる点です。
また、一気に広がってきた企業や自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進への取組に対しても、DX導入チームの一員として、“経営”という視点から業務や体制の改善と組織の成長につながる提案をしていくことも本学の強みになると考えます。
学生一人ひとりの学びを支援し、楽しみながら個性を伸ばしていく本学の多彩な学びの場のなかにある、自分自身の居場所や席を見つけてください。
新潟経営大学が考える“グローバル人材”とは
これからの社会に必要な人材とはどんな人材なのか。これに対してよく耳にするのが、“グローバル人材”です。もちろん本学においても、グローバル人材の育成は大きな教育目標の一つです。しかし、新潟経営大学が考えるグローバルとは、相手を「拒絶しない」「否定しない」「受け入れる」ことであり、「グローバル人材=外国語なかでも英語に堪能な人材」に限るものではないと考えます。
新潟県の場合は中国、ベトナム、ミャンマーなどの国と取引のある企業がたくさんあります。当然、価値観や考え方、ものの捉え方は日本人とは異なります。そこで、日本人の自分とは考え方が違うので「おかしい」「違う」という視点に立ってしまうようではグローバルとは言えません。
本学には地元の企業で働く外国人の方々との関わりを通して実際に異文化を体験することで、さまざまな価値観があることを知り、広い視野を身につける機会があります。
選手や競技者育成のためだけの学科ではありません
本学の「スポーツマネジメント学科」は、スポーツが得意な人わけてもプレーヤーとしての技能向上を目指す人のためだけの学科ではありません。例えば、高校で経験した運動部のマネージャーを大学生活でも続けたい。スポーツをすることは苦手だけどトレーナーとしてプレーヤーを支えるための学問を究めたい。子どもたちにスポーツや運動の楽しさを伝えたい、高齢者の健康づくりを支えたい、そんなスポーツに興味や関心がある人にも、広く門戸を開いています。もちろん、プレーヤーとしての競技実績はなくても、本学でトレーナーの学びに取り組みたい人やマネージャーとして活躍したい人は、「学校推薦型選抜 スポーツ」「総合型選抜 スポーツ」にチャレンジできます。この入試制度は、本学ならではの大きな特長といえます。
スポーツをみる機会の多くは実はさまざまなメディアを通じて行われています。そこでスポーツコミュニケーション論とメディアスポーツ論という独特な科目を用意しています。この科目では人々がスポーツの映像から何を受け取るのか、印象に残るコンテンツはどういう特徴があるのかを学ぶとともに、自分たちでも映像を制作して発表していきます。
プレーヤーを支えるトレーナーやマネージャーとして大学で活動する、コンテンツを作ってスポーツの魅力を広めるといった選手とは異なる場面で活躍したい学生にも対応したカリキュラムで、学生一人ひとりの学ぶ意欲を丁寧にサポートしていきます。
2023年4月から女子サッカー部が発足!
インカレなど全国で活躍の場を広げている新潟経営大学のスポーツ強化指定部に、2022年秋から卓球部が、また2023年4月には、新たに女子サッカー部が加わります。プロ選手経験のある指導者によるサポート体制や施設・設備を整え、さらなる躍進を続けていきます。
高校から取り組んできた女子サッカーや卓球を大学でも続けたい方に、本学が皆さんの居場所を用意しました。レギュラーを目指し、あるいは学生トレーナー、マネージャー、プロモーションスタッフとして、引き続き本学で活躍するチャンスとなります。
【Profile】
杉浦善次郎(すぎうら・ぜんじろう)氏
鹿児島大学教育学部特別教科(保健体育)教員養成課程卒業。筑波大学大学院博士課程体育科学研究科 単位取得満期退学。