辻先生の、キャリアガイダンス編集部 留学日記
#8「東京生活?」

静岡県の公立高校から、民間研修でキャリアガイダンス編集部に来られた辻先生。
編集部メンバーとして任務にあたる中で、感じたことや気づいたことを綴っていただきます。

辻先生の、キャリアガイダンス編集部 留学日記

#8「東京生活?」

 春から研修で民間企業に出向している。すべてがドラマの世界だ。
 
 東京に住んで私が不便に感じるのは買い物だ。地元では車があったが、歩いて買い物に行かなければいけないのでとても不便だ。1.5リットルのペットボトルを2本買って、リュックサックに入れ20分かけて歩いて帰るのはつらい。他の荷物もとても重いし、アイスは溶けてしまう。地元の買い物では、お店から駐車場まで運ぶ、自宅駐車場から家まで数秒の話なのだが、それさえ手間だと感じていた。東京の方に聞いたら「インターネットで買えばいいじゃないですか。ボタンを押すだけで家に届きますよ。」と言われ、確かにそうだが私はあまり使わない。

 首都圏は宅配サービスが発展しているのはうなずける。東京の移動手段は主に電車、バスなどの公共交通機関で、車はあまり利用しないようだ。マンションの駐車場料金を調べたら月4万円の場所もあるらしい。地方では一般的なアパートを借りることができる金額だ。

 今まで行っていた習慣を変えることがなかなか難しい。不便だと思っていても行動に移すことがなかなかできない。仕事でも不便に感じることがあったとしてもそのままにしているのかもしれない。変化に対応できる、変化を起こすことができるようになりたい。まずは色々なボタンを押すところからはじめてみたい。東京だとすぐに1万歩あるいてしまうが、体重は全く変わらない。

【Profile】
辻 泰範(つじ やすのり)静岡県出身の現役教師。大学卒業後、私立高校11年、県立高校6年勤務し、現在リクルートで民間研修中。担当教科は商業。商業教育に親しみを持って欲しく、商業の楽しさを伝えられるよう模索している。


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