関西外語専門学校 校長 花畑好一氏

人と人が向き合う、血の通った英語教育で
国際社会で活躍できる人材を育む

校是「血の通った教育の場」の精神を受け継ぐ
 関西外語専門学校を運営する天王寺学館は、半世紀以上の歴史をもつ学校法人です。その歩みは、1953年に天王寺予備校が誕生したことから始まりました。天王寺予備校は、設立当時から「血の通った教育の場」を校是として掲げ、少人数制教育を重視し、生徒や学生の個性を尊重する指導を行ってきました。その精神は、現在法人が運営するすべての学校に、今も脈々と受け継がれています。
 関西外語専門学校の前身である天王寺英語学院が設立されたのは、1967年のことです。学院長である故早原瑛氏は、学生に留学の機会を与えるため、当時からアメリカの大学と提携を結んでいました。同学院は1976年に語学系専門学校として認可され、その後、国際高等課程や日本語課程を設置し、1993年に「関西外語専門学校」という名称に改められました。国際社会に通用する人材の育成を目指す当校の教育理念は、「ことばは未来を拓く」。語学はもちろんのこと、さまざまな国や地域の風俗、習慣、考え方を学ぶことで、国際人の基礎力を育てることを目標に掲げています。

人対人のコミュニケーションを通して、語学を学ぶ
 語学の上達には対話が欠かせません。外国語を使って誰かと話す練習を、毎日休まず続けることで、大きな成長が期待できるのです。これは、私自身が実体験をもって理解したことでもあります。個人的な話になりますが、校長に就任する前の私は、海外出張の多い仕事に従事していました。企業に勤めた35年の間に、アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、北米の40カ国以上を訪問し、英国には6年間、中東には3年間在住しました。その経験を通して、私は、語学の習得には実践的なコミュニケーションが必要であることを確信したのです。関西外語専門学校では、少人数制の指導体制を整え、アクティブラーニング型の授業と対話型の授業を数多く取り入れています。これは、効率的・効果的な語学教育を行うために、そのような環境が必須であると考えているからです。
 ただし、どれだけ充実した環境を用意しても、学生が参加しなければ意味がありません。私たちが授業の出席率を重視するのはこのためです。本校では、学生の出席率をきめ細かく管理しながら、一人ひとりの状況や様子に合わせて、手厚い指導とサポートを行うように努めています。

観光業の実務などに加え、国際取引の契約実務も学べる環境へ
 職業人の育成を目的とする専門学校として、就職支援は重視しなければならない取組の一つです。本校では、社会での実務経験が豊富な教員や、就職支援の経験が豊富な教員をキャリアセンターに配置し、学生の希望や個性に合わせた丁寧な就職サポートを行っています。また、カリキュラム内には、「国際ビジネス実務」「Travel English」「医療英語」など、業界や業務に直結する実務的な科目を用意。卒業生たちが就職先で活躍できるように、現場で生きる語学力を育む授業を行っています。加えて、4年制大学への編入学を志望する学生のためには、対策授業も設けています。
 卒業生の就職先として最も多い業界は、インバウンド需要が高まる旅行業界、ホテル業界、観光業界です。それに限らず、昨今は、商社、貿易会社、海外で事業を展開する企業、メーカーなどに就職する学生も目立ってきました。通関に関わる仕事を志望する学生も多いことから、今後は、国際取引に欠かせない契約約款について学ぶ機会を設けていきたいと考えています。第一に検討しているのは、国際商業会議所(ICC/International Chamber of Commerce)が制定した規則に基づく一般契約条項について学ぶ授業の導入です。契約に関する知識や経験をもたない学生に、国際取引の実務をゼロから教えることは、簡単なことではないでしょう。しかし、実践的かつ専門的な能力の育成を求められる専門学校の使命として、これは取り組まなければならない課題と捉えています。語学教育を中心に据えることには変わりはありませんが、本校としては、実務的な能力の育成にも、一層力を入れていきたいと考えています。

さまざまな国の留学生が集まるキャンパスで「国内留学」を
 関西外語専門学校で学ぶ留学生の数は、コロナ禍以前の水準に戻りつつあり、現在は全学生の約60%を占めます。日本人学生にとっては、さまざまな国の人たちと交流できる環境です。充実した留学制度を整えている本校ではありますが、キャンパス内でも留学先のような環境で学生生活を送ることが可能です。努力次第で、世界各国に仲間を作ることもできるでしょう。国際社会に目を向ければ、国家間の競争や地域紛争がますます深刻化し、人々の間に対立と分断が広がっていることがわかります。このような時代だからこそ、若い方々には、対話を通して相互理解に努め、争いではなく平和を実現するための語学を学んでいただきたいと願っています。
 前述の通り、関西外語専門学校は、人対人のコミュニケーションによる語学教育を重視している学校です。テクノロジーの進化がますます加速する昨今、スマートフォンの画面を見つめる時間が増える一方で、人と向き合う機会は減っているかもしれません。そんな今こそ、毎日教室に顔を出し、教員や仲間と出会い、対話を通して語学を学び、異文化理解を深めていただきたいと思います。英語を習得したいと考える皆さん、ぜひオープンキャンパスにご参加ください。教員や職員と実際に言葉を交わし、学校の雰囲気を肌で感じながら、本校の魅力を確かめていただければ幸いです。

【Profile】
花畑好一(はなばた・こういち)氏
同志社大学工学部卒業。同志社大学大学院工学研究科修了。日立造船株式会社入社。ロンドンに駐在し、日立造船ヨーロッパの取締役を務める。また、日立造船株式会社の執行役員、日立造船プラント技術サービス株式会社の取締役社長、株式会社酉島製作所の執行役員などを務めた経験ももつ。


【関西外語専門学校(スタディサプリ進路)】

TOPインタビューに戻る