学科別の事前課題でアドミッション・ポリシーに即した教科型選抜を実現/大妻女子大学

【DATA】大妻女子大学
学生数7049名(学部6808名・短期大学部180名・大学院61名。2025年5月1日現在)
6学部(家政、文、社会情報、人間関係、比較文化、データサイエンス)
東京都千代田区

原稿制作協力:広報・入試センター 入試グループ課長 井上佳美氏

2026年度入試で「総合型選抜(基礎能力型)」を導入

強みの異なる多様な学生確保のための年内入試

 近年の大学入試は、高校生の学びの状況を踏まえた形態の年内入試が複数回実施されており、出願要件や選考方法も様々で、多くの高校生がいずれかの入試でチャレンジできる機会が増えています。関東でも、基礎学力の確認を目的とする入試方式の導入が始まり、さらに機会が拡大しますが、これにより入試日程や選考方法がより複雑化していくと思われます。そのため、より一層、高校生に各入試の内容等の丁寧な説明が必要だと感じています。

 本学でも勉強や部活、その他諸活動を頑張っている高校生の状況を踏まえ、総合型選抜、学校推薦型選抜を複数の方式で複数回実施しております。第一志望制、他大学併願制の入試方式がありますが、年内入試ですので、いずれも本学への志望度が高い生徒に受験・入学してもらうことを狙った入試です。提出書類、小論文、面接、(新たに実施する)基礎学力テストを活用し、年内入試においても入試ごとに、それぞれ強みが異なる学生を確保できると考えております。


図表 探究重視型・基礎学力重視型の概観


市場動向への対応が受験生の選択肢を広げる

 本学の年内入試(総合型選抜/自己推薦型)、学校推薦型選抜/指定校、公募、同窓生)は、提出書類、面接、小論文(一部の入試や学科)を課す多面的評価型であり、志望理由、学科への適性、学科に関する知識を審査のうえ、本学で主体的に学ぼうとする姿勢を中心として各学科の評価基準に基づき総合評価しております。入学後の成績による追跡調査において、近年の年内入試での入学者は安定しており、アドミッション・ポリシーに即した選考ができていると考えています。

 本学では、2025年度入試の他大学状況や文部科学省の通知を踏まえたうえで、年内入試の多様化と受験生の進路選択の早期化や早期決定志向に応える施策として、2026年度入試から、基礎学力テスト及び提出書類(学科・専攻・コースからの事前課題、志望理由書、調査書)により多面的に評価をする入試方式を新たに実施することといたしました。この方式により、年内入試層は自分に合った入試方法の幅が広がります。さらに一般選抜志望者にも受験機会が広がるため、これまで年内入試で本学を受験していなかった学校等を含め、より幅広い層の受験生に志願してもらいたいと考えております。

 なお、選抜方法の事前課題は、各学科のアドミッション・ポリシーを踏まえて、志望学科の学びに必要な知識や関心、学習意欲を持ち合わせた受験生であるかを確認できる課題内容としています。

教科評価・併願可能な区分には肯定的な意見が多い

 オープンキャンパス(初回は3月)や高校教員対象説明会で説明や案内を実施したところ、高校生・保護者との個別相談では、「教科・科目の勉強と志望理由等で評価してもらえる」「他大学と併願できて、入学手続で二段階納入を選べる」と好意的な意見を聞いております。また、本学が実施することは「高校や塾の先生から聞いた」という声も6月頃から聞いており、注目されている入試制度であると感じています。



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