60秒で分かる「キホン業界用語解説」①
会議でよく出る「あの言葉」を、ざっくり知っておこう!
COC+R
キホンの用語をおさえて、レベルアップ
学校や教育に関する話を聞いていると、ちょっと難しい言葉がたくさん出てきます。
そんな教育業界の専門用語を、できるだけ分かりやすく解説します!今、おさえておきたい用語を中心に紹介しますので、きっと役に立つはず!これを読めば、教育の話題がもっと身近に感じられるかも!ぜひチェックしてみてください!
【キホンの用語解説】
文部科学省が2020年度にスタートさせた「大学による地方創生人材教育プログラム構築事業」のこと。読みは「シーオーシーアール」。COC(地〈知〉の拠点整備事業)、COC+(地〈知〉の拠点大学による地方創生推進事業)の後継事業。若者の地元定着と地域活性化を目的に、地域の大学が他大学や地方公共団体、企業、NPO等と連携して、地域が求める人材を養成する。事業の中核を担う大学は「事業責任大学」と呼ばれ、2025年1月現在で信州大学、山梨県立大学、岡山県立大学、徳島大学の4大学が選定されている。
【まわりに差をつける深読みポイント】
日本全国で地域産業の衰退が進んでいる現状を踏まえ、ものづくり、食、観光等の地域産業のイノベーションをどう実現していくかが課題となっている。そのために必要な人材像を参加組織が議論して、浮かび上がった要件やスキルの養成に直結するプログラムを作り上げている。地域の産業をよく理解し、実践力を高めるために、企業でのインターンシップやデータサイエンス教育等を取り入れている大学も。地元企業等と協働して取り組むことで、出口(就職)をしっかりと見据えていることも大きなポイント。
【大学用語知ったかクイズ】
次のうちCOC+Rに関する正しい記述はどれ?
- 地元企業への転職を考えている社会人は対象外
- 大学院での教育は対象外
- 各地の事業には私立大学も参加している
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正解③
①COC+Rは社会人の再教育も目標に掲げている。②岡山県立大学のように大学院教育を組み込んでいる大学も。③山梨県立大学、岡山県立大学、徳島大学の事業では地元私立大学も参加。
(文/伊藤 敬太郎)
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