60秒で分かる「キホン業界用語解説」④
会議でよく出る「あの言葉」を、ざっくり知っておこう!
オープンバッジ
キホンの用語をおさえて、レベルアップ
学校や教育に関する話を聞いていると、ちょっと難しい言葉がたくさん出てきます。
そんな教育業界の専門用語を、できるだけ分かりやすく解説します!今、おさえておきたい用語を中心に紹介しますので、きっと役に立つはず!これを読めば、教育の話題がもっと身近に感じられるかも!ぜひチェックしてみてください!
【キホンの用語解説】
大学等で得た知識・スキル・経験を国際標準規格で証明するデジタル証明書のこと。ブロックチェーン技術が用いられており、「学習歴」が信頼性のあるかたちで一元的に管理され、可視化されるため、個人の自律的な学び・キャリア形成のみならず企業の採用活動・人材育成等にも活用できるツールとして注目されている。欧米では2013年頃から広がり始め、日本でも2020年4月に一般財団法人オープンバッジネットワークがオープンバッジ発行サービスをスタートしたことを契機に大学・資格団体・企業等で導入が進んでいる。
【まわりに差をつける深読みポイント】
オープンバッジの対象は、講座修了、資格取得、検定合格等のほか、企業研修修了、ボランティア活動・イベント・セミナーへの参加等も含まれ、非常に幅広い。大学においては、特定のプログラム・コース・科目、副専攻、学内のコンテスト等が発行対象として指定されていることが多い。また、オープンバッジと関連する動きとして、一部の大学では、学習内容を細分化して個別に認証する「マイクロクレデンシャル」という取り組みも始まっている。特定のテーマに関する短期プログラムを対象にオープンバッジを授与する制度だ。
【大学用語知ったかクイズ】
オープンバッジに関する以下の記述のうち、間違っているのはどれ?
- オープンバッジは有効期限を設定することができない
- オープンバッジは取得者本人が管理する
- オープンバッジは複数のレベルに分けて設定することができる
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正解①
有効期限の設定は可能。更新が必要な資格・スキルに関しても、取得者本人が一元管理しやすくなっている。
(文/伊藤 敬太郎)
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