60秒で分かる「キホン業界用語解説」②
会議でよく出る「あの言葉」を、ざっくり知っておこう!
SPARC
キホンの用語をおさえて、レベルアップ
学校や教育に関する話を聞いていると、ちょっと難しい言葉がたくさん出てきます。
そんな教育業界の専門用語を、できるだけ分かりやすく解説します!今、おさえておきたい用語を中心に紹介しますので、きっと役に立つはず!これを読めば、教育の話題がもっと身近に感じられるかも!ぜひチェックしてみてください!
【キホンの用語解説】
文部科学省が推進する地域活性化人材育成事業(Supereminent Program for Activating Regional Collaboration)のこと。2022年にスタートした。地域をベースに、複数の大学、地方公共団体、企業・経済団体、金融機関が連携して地域に求められる人材像を明確化。それに基づいて、個別の大学の枠を超えてSTEAM教育を基盤とした教育プログラムを再構築し、地域を牽引する人材を育成する。申請は学位プログラム単位で行い、課外プログラム等は対象とならない。各地域で中核を担う大学は「事業責任大学」と呼ばれる。
【まわりに差をつける深読みポイント】
申請の条件となっているのが、参加組織による地域連携プラットフォームの構築と、複数の参加大学による大学等連携推進法人の設立。事業は、このプラットフォーム・法人設立と、連携開設科目の活用による学部プログラムの再編に取り組むタイプ②と、それに加えて大学設置・学校法人審議会に申請が必要な学部・学科の再編に取り組むタイプ①とに分けられている。申請条件からもわかるように、多様な地域リソースを結集し、地域における大学の経営課題の解決を図ることがこの事業の本質的な狙いだ。
【大学用語知ったかクイズ】
2025年1月現在、SPARCに選定されている事業数は全国でいくつ?
- 3事業
- 6事業
- 12事業
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正解②
タイプ①で3事業、タイプ②で3事業の計6事業が選定されている。事業責任大学は山梨大学、信州大学、山口大学(以上タイプ①)、岐阜大学、熊本大学、宮崎大学(以上タイプ②)。
(文/伊藤 敬太郎)
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