60秒で分かる「キホン業界用語解説」⑩
会議でよく出る「あの言葉」を、ざっくり知っておこう!
高等教育の修学支援新制度
キホンの用語をおさえて、レベルアップ
学校や教育に関する話を聞いていると、ちょっと難しい言葉がたくさん出てきます。
そんな教育業界の専門用語を、できるだけ分かりやすく解説します!今、おさえておきたい用語を中心に紹介しますので、きっと役に立つはず!これを読めば、教育の話題がもっと身近に感じられるかも!ぜひチェックしてみてください!
【キホンの用語解説】
文部科学省が、意欲ある高校生の大学・短大・高専(4・5年)・専門学校への進学を金銭的に支援する制度。2020年4月に、家庭が世帯年収等の要件を満たし、本人に進学先で学ぶ意欲が十分にあることを条件に、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の返還不要の給付型奨学金や授業料・入学金の減額・免除が受けられる制度がスタート。「意欲」に関しては、高校の成績だけではなく、レポートの提出も求め、そのうえで総合的に判断する。2024年度からは、子どもが3人以上いる世帯(多子世帯)や私立の理工農系の学部に通う学生等の中間所得層へ支援を拡大。また、2025年度からは、子どもが3人以上いる世帯の学生の授業料・入学金の無償化が始まる等、制度の拡充が進んでいる。文部科学省によれば、この新制度による支援者数は2020年度が27.1万人、2021年度が31.9万人となっている。
(文/伊藤 敬太郎)
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