高校生の「志願したい大学」を7エリアで発表
『進学ブランド力調査 2024』
高校生の大学選びの動向を明らかにするため、年に1回、高校3年生を対象として行っている調査です。
大学の志願度、知名度の他、大学に対するイメージを調べています。
今年度の調査では全国を7エリア(関東甲信越、東海北陸、関西、北海道、東北、中四国、九州沖縄)に分けて調査しました。
■各エリアの志願したい大学ランキング
解説:都市部に位置するアクセスの良い、大規模総合大学が高い人気
今回の進学ブランド力調査では、調査を刷新し、全国7エリアでの志願度を調査しました。関東甲信越、東海北陸、関西、九州沖縄では私立大学が1位になっており、北海道、東北、中四国では国立大学が1位となっています。
関東甲信越、東海北陸、関西、九州沖縄では、都市部に位置する入学定員3,000人以上を擁する文理幅広い学部学科を持つ大規模総合大学が、幅広い高校生からの志願を集めていることが分かります。それ以外のエリアでは、アクセスの良い国立の総合大学が1位です。ランキング上位の顔ぶれを見ると、高校生の価値観や学びたいことが多様化している中で、そのニーズに応えられるかが重要なポイントとなりそうです。
また今回の調査は、コロナが5類感染症へ移行後、初めての調査であり、授業や課外活動を含めキャンパスに通う頻度が増えてきた中で実施しました。進学先を考える高校生にとっては、交通アクセスが良いこと、そして学びだけでなく、充実したキャンパスライフを送れるかどうかも大きな判断基準になっているようです。
エリアごとでは、関東甲信越、関西ではエリア内の大学が上位20校を占めました。一方で東北、中四国では半数近くが他エリアの大学となっており、エリア外への志願度に差がみられる結果となりました。
調査概要
- 調査目的
- 2025年3月卒業予定の高校3年生の大学に対する志願度、知名度、イメージを把握し、関係各位の参考にする。
- 調査対象
- 全国の高校に通っている2025年3月卒業予定者
その他地域:2024年4月2日(火)~4月30日(火)
- 調査方法
- インターネット調査