進路環境データ2012

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統計データ

01:”入学がゴール”じゃない! 大学・短大・専門学校の最新状況を把握しよう

02:自分なりのキャリアを築くために雇用と働く人の実態を知っておこう

03:保護者と共にチェック 進学費用を見積もっておこう

『クラス担任のためのキャリアガイダンス』vol.11 掲載紙面

教室掲示等にお使いいただけます。原寸がB3サイズと大きいため、印刷の際はお使いのプリンターで用紙に合わせて印刷するよう設定してください。

( PDF DL 0.8 MB)

大学の今、大学生の今

01:大学マーケット

02:オンタイム&オフタイム

03:海外志向

04:大学改革

私立大では約半数が推薦・AO入試で入学

一般入試での入学者が、国立大学では約8割、私立大学では約5割。私立は推薦入試やアドミッション・オフィス(AO)入試による入学者の割合が大きい。これらは面接や小論文などにより意欲や適性、高校時代の実績をみるもので、AO入試は夏から、推薦入試は秋から始まる。早めに志望校の入試方法を調べて対策しておきたい。

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”国際基準”を意識した改革が進行

東京大学が欧米で標準的な秋入試を検討しているが、それ以外にも各大学は国際化に力を入れている。例えば、米国等で一般的な成績評価方法で海外留学の際にも国際的な学力指標として有効な「GPA制度」、海外留学を後押しする国外大学等と交流協定による単位互換制度、語学教育以外で英語による授業を実施する大学は着実に増えている。

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理系に目立つ大学院進学

2011年3月大学卒業者全体における大学院等進学者の割合は1割強、就職者の割合は約6割。ただし、状況は学科系統によって異なり、理学系統の進学者44.7%をはじめ、理系では進学して研究を続ける人が少なくない。学科系統の特性をふまえ、大学進学の先まで見通した将来設計をしておきたい。

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医療関係の就職率は9割近く

専門学校卒業者に占める就職者の割合は75.4%(2010年度間)。単純比較はできないものの、大卒者の就職率61.6%(2011年3月卒)を上回る数値となっている。学んだ内容と関係する分野への就職率が高いのも特徴だ。特に医療関係や教育・社会福祉関係は就職率、関係分野就職率とも高いが、分野によって状況が異なることも知っておこう。

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景気に左右される求人倍率。企業規模でも差

大学生・大学院生に対する民間企業の求人倍率(求人数を就職希望者数で割ったもの)は、景気の良い年は2倍を超えるが、景気低迷期は1倍に満たないこともある。また、従業員規模別の違いも大きく、1000人未満の企業は2~4倍で推移している。

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「出身校」より「コミュニケーション能力」

大学等新卒者の採用において企業が重視することをたずねたアンケートで、最も多かった回答は「コミュニケーション能力」。このほか「主体性」「協調性」「チャレンジ精神」などが上位にあがっている。「出身校」(3.7%)、「所属ゼミ/研究室」(1.0%)といった所属に関する回答は少なく、あくまで”本人”が問われているようだ。

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”生活のため”だけに働いているのではない?

社会人に、自分にとって仕事とはどのようなものかを聞くと、「経済的に自立するためのもの」など生活維持の要素、「やりがいや達成感を味わうこと」など自己実現の要素、「誰かの役に立つこと」など社会貢献の要素など、幅広い考えをもって働いていることがわかる。

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壮年期は特に大きくなる賃金の開き

正社員と非正社員(契約社員・派遣社員など)の1カ月の賃金を比較してみると、年齢によって状況が異なることがわかる。両者の差は若い層では小さいが、年齢が上がるにつれて拡大。50~54歳を比べると、正社員の収入は非正社員約2倍。職に就いた時点だけでなく、長期的にみた収入状況も留意しておきたい。

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これだけ違う。国立VS私立、文系VS理系

入学した年に大学に収める平均的な金額(実験実習料等を含む)は、国立で約82万円、私立で約146万円だ。学部学科系統別に見ると文科系より理科系のほうが施設や実習等に費用がかかるため高額となる傾向がある。このほか、入学までには受験料や受験のための交通・宿泊費、場合によっては併設校への納入金なども必要だ。

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専門分野により学納金に約100万円の差

専門学校の初年度納付金は、授業内容や必要な設備が違うため学科系統で大きな開きがある。平均100万円程度が多いが、200万円近い学科系統も。さらに、学校による違いも大きいため、志望校について個別に調べて確認したい。また、修行年限が3年以上の学科もあるので注意が必要だ。

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学費以外にも年間数十~百数十万円必要

学費のほか食費や居住費等も含めた大学生の年間生活費(支出)は、「下宿・アパート等の私立大学生」が最も高額で約236万円。これは平均値なので、学部や住む地域によってはもっとかかる場合もある。また、収入の多くは家庭から得ているが、奨学金やアルバイトでまかなう割合も少なくない。

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条件は厳しいが、無利息貸与の奨学金もある

最も利用者の多い日本学生支援機構の奨学金には、無利息の第一種と利息つきの第二種があり、採用条件は第一種のほうが厳しい。高校3年生の春などに学校を通じて申し込む「予約採用」の利用を考えている人は、早めに先生に相談したい。このほか、地方自治体や民間団体の制度、大学や専門学校が独自に実施する奨学金もある。

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女子は約3倍に

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大学は300校以上増加

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学生の9割が7割以上の出席率

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自動車は人気低下

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理系男子は最も「留学したくない」

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中間層が減少傾向

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教育改革が全国的に進行中

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37%・29大学が「検討したい」

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※掲載データは『クラス担任のためのCareer Guidance』Vol.11(2012年4月発行)・『高校生の保護者のためのキャリアガイダンス』2012(2012年4月発行)に掲載されたものです。