『就職白書2013』から探る! 大卒就職最前線

学生の就職活動・企業の採用活動の動向は? そして決まる学生と決まらない学生は何が違うのか?「就職白書2013」からその実態を読み解いた『キャリアガイダンス』特集記事から、ガイダンスや資料に使えるデータをピックアップ。
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解説記事:「『就職白書2013』から探る!高校教師が知っておきたい 大卒就職最前線」『キャリアガイダンス』No.47(1.03 MB)

出典:「就職白書2013」(株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所
※出典表記のないデータはすべて「就職白書2013」より
「大卒求人倍率調査」 株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所

図1 就職活動プロセス毎の開始時期と活動状況 

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「50社応募しても内定ゼロ」といった話題が聞かれるが、「応募」の意味に注意したい。主にインターネットを通じて行われる資料・情報の請求である「(プレ)エントリー」と、書類提出等により正式に選考に応募する「本エントリー」とで、学生の活動負荷が大きく異なる。インターネットの利用が浸透した現在も、本エントリー後の選考プロセスの活動量の平均値は、書類提出22社、面接等12社で、はがき時代と大きく変わらない。

図2 民間企業の大卒求人総数・民間企業就職希望者数・求人倍率の推移

実施率:学生全体 平均数:各プロセスを実施した学生

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求人倍率は「求人総数民間企業就職希望者数」で算出される。分母となる大卒民間就職希望者数は、少子化でベースとなる人口は減っているものの、大学進学率の上昇を背景に増加し続けている。これに対して、分子となる大卒求人数は、その時々の経済状況の影響で上下しつつも、2000年卒でわずかに希望者数を下回ったのを除くと、一貫して希望者を上回っている。

図3 民間企業を対象に就職活動を行った学生の進路の確定状況

全体/単一回答 [2012年12月時点]

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図4 2013年卒の採用数の計画に対する充足状況

全体/単一回答 [2012年12月時点]

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図5 採用数が計画より少ない理由

12月時点で採用数が計画より少ない企業/複数回答

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図6 企業が採用基準として重視する項目と、学生が面接等でアピールした項目

企業、学生ともに全体/複数回答

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図7 応募学生に対する企業の評価と学生の自己評価

企業:全体/それぞれ単一回答 [2012年12月時点]、学生:「働く意欲」「将来のビジョン」は全体[就職活動を始めた頃]/「自己分析」「業界研究」「企業研究」「仕事・職種研究」は実施した学生[2012年12月時点]、それぞれ単一回答

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図8 就職活動を行うにあたっての「働く」ということについての考え

就職確定者および就職未確定者(就職先が未確定で就職活動を継続している者)/それぞれ単一回答[2012年12月時点]

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関連リンク

    • 「就職白書」…株式会社リクルートキャリア 就職みらい研究所

http://data.recruitcareer.co.jp/research/hakusyo/

    • 採用動向に関する調査データ…株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所

http://www.works-i.com/surveys/adoptiontrend/

※掲載データは『キャリアガイダンス』No.47(2013年7月発行)に掲載されたものです。