つながるための「言葉」とは?

キャリアガイダンス編集部の赤羽(あかば)です。
先日、7月20日発行の『キャリアガイダンス7月号 Vol.447』が無事に校了しました!

今号のテーマは「語学」。
自動翻訳やAIの技術が発達し、簡単に他言語の翻訳ができてしまう今。改めて語学を学ぶ意味や、キャリアへの活かし方について考えてみたいと思い、「つながるための『言葉』を獲得する」というタイトルで特集を組みました。
表紙は前号に引き続き、三嶋さつきさんによる素敵なイラストです。世界につながる大きくて美しい海を描いてくださいました。

実を言うと、私は英語に苦手意識があります。最後にちゃんと英語を勉強したのは高校生のとき。単語や文法を覚えるのは割と好きでしたが、いざ話そうと思うと言葉が出てこない…。発音にも自信がないし、間違っていたら恥ずかしい。大学でも社会人になってからも、英語を使うような場面を避けて通ってきました。

でも今回の特集の制作を通して、「私も語学を勉強したい!」と、ワクワクした気持ちになりました。
大人になってから他言語の勉強を始めたという方へのインタビューや、外国語教育に力を入れている高校への取材、そこの生徒さんの生き生きとした姿。
巻頭のオープニングメッセージでは作家の岡田光世さんにお話を伺い、「“正しい英語”を話すことより、相手に伝えたいという思いが大切」という言葉に勇気づけられました。

もう10年以上前ですが、K-POPアイドルを好きになって韓国語を勉強したことがあります。そのときは「歌詞の意味を知りたい!」、「韓国語でファンレターを書きたい!」と、夢中になって勉強しました。翻訳を通さずに理解したい、拙くても自分の言葉で伝えたいという気持ちが一番のモチベーションだったことを思い出しました。

言語を学ぶことは、自分とは違う言語を使う人に歩み寄ること。当たり前のことだけど、忘れていたなと反省しました。まずは苦手意識を捨てて、他言語と触れ合う機会を増やしてみようと思います。海外アーティストの歌を聴くことから始めようかな。

今回の取材で訪れた、長野県白馬村の美しい景色。
高校事例では、長野県の白馬高校、埼玉県の坂戸高校、三重県の飯野高校に訪問しました。