牧野先生の、キャリアガイダンス編集部 留学日記#4
「高校生Ring WEEK!」

大好評連載の第2弾! 今年度の民間研修でキャリアガイダンス編集部に来られた牧野先生。
編集部メンバーとして任務にあたる中で、感じたことや気づいたことを綴っていただきます。

(配信の裏側ではたくさんの人が関わっています)

8月に入り、多くの高校も夏休みとなったでしょうか。夏休みに入っても、進路面談や夏季補習、部活指導など忙しい日々をお過ごしの先生も多いかもしれません。お休みできるときにしっかりと休んで、ぜひとも心身共に大切になさってください。

さて、リクルートでは7月下旬に、高校生Ringの関連イベント「高校生Ring WEEK」を開催しました。これは、4日間に分けて起業家などさまざまな業界で活躍する方をゲストに招き、アントレプレナーシップを体感できるオンライン配信イベントです。私も準備等でお手伝いをさせていただき、間近でゲストのお話を伺いました。これまで感じてきた“不”をどう解決するか、そのためには何が必要か、自分がどんな行動をしたかなどお話してくださいました。皆さんおっしゃっていたことは、決して大きなことを成し遂げようとしたのではなく、自分の身の回り、身近な“不”の気づきに対して、自分なら何ができるかと考えたことが一歩踏み出すきっかけのようです。何気ない気づきからの発想力もそうですが、アクティブな行動力や周囲を巻き込む力に驚かされました。

挑戦するにあたり、困難なことがたくさんあっただろうに、皆さん笑顔でお話してくださり、気さくで物腰も柔らかい姿がとても印象的で、起業家=ギラギラした感じ(私の勝手なイメージ)ではありませんでした(笑)。話を聞いているだけでこちらもなぜかポジティブな気持ちになっており、自分がこんな気持ちになるのなら、こういった方々のお話を聞いた高校生はもっと刺激を受けているのではと思います。

今後アーカイブ配信もされますので、お時間があればぜひ先生方も生徒の皆さんもご覧いただければ嬉しいです。

商業科の教員でありながら、なかなかアントレプレナーシップに関するお話を聞く機会(むしろ社会と関わる機会)は無かったため、今回のイベントで自分の視野がさらに広がりました。学校内のことで手一杯になりがちですが、こういったイベントを1つのきっかけにして一歩社会と関わることで、気づきや学び、新しい視点が生まれ、授業や生徒指導におけるヒントが湧いてくるように感じました。


【Profile】 牧野雄貴(まきのゆうき)●静岡県の高校教員で、担当教科は商業。2023年4月より1年間、民間企業研修生としてキャリアガイダンス編集部に。学校と企業との違いに日々驚きながらも、学校現場のことを伝えたり、この経験を今後に生かせるよう勉強中。 

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