牧野先生の、キャリアガイダンス編集部 留学日記#5
「“テストの点数を良くしたい”という思いで教員になった人はいないはず」

大好評連載の第2弾!今年度の民間研修でキャリアガイダンス編集部に来られた牧野先生。
編集部メンバーとして任務にあたる中で、感じたことや気づいたことを綴っていただきます。

(東京本社から見られる景色はまさにドラマの世界。これを見られるのも貴重な経験の1つです)

タイトルの言葉は、『キャリアガイダンス』10月号取材先の高校の先生がインタビューのなかでお話された言葉です。何気なくお話された一言でしたが、グサッとささり、これまでの自分の教科指導はどうだったか、自分はなぜ教員になりたかったのかなど、改めて教員という仕事の在り方や自分自身を見つめる機会となりました。

また、7月号の取材で訪れた三重県立飯野高校の先生は「“異文化”“多文化”と言うまでもなく、“違うことが当たり前”。」とお話され、違うことが当たり前でお互いのありのままを受け入れる環境を作ることの大切さに気づされました。

キャリアガイダンス編集部に配属され早くも半年が経とうとしています。この間、取材を中心に各地の学校へ訪問させていただき、先生方のお話をうかがいました。また、教員にとどまらず起業家をはじめとした社会人、生徒や学生など、職業や年齢に関係なく、本当に多くの人と関わる機会を持たせていただきました。皆さんとお話をするなかで、個々の考え方に触れることで学びや気づきがあるんだなと改めて感じております。

こういった出会いこそが、この研修の一番の財産になるのだろうと思います。 先月の日記にも同じようなことを書きましたが、なるべく外(社会)との関わりを増やすことで、自分の経験や知識、考え方の幅が広がり、その後の自分自身を形づくっていくのだろうと強く感じる1カ月となりました。

研修も折り返し地点となりましたが、ここから先どんな出会いや学びがあるのか楽しみです。

【Profile】 牧野雄貴(まきのゆうき)●静岡県の高校教員で、担当教科は商業。2023年4月より1年間、民間企業研修生としてキャリアガイダンス編集部に。学校と企業との違いに日々驚きながらも、学校現場のことを伝えたり、この経験を今後に生かせるよう勉強中。 

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