CASE.5 新しい進路指導の取組を提案したい

進路指導の場面で悩む場面、ふと立ち止まる瞬間があっても、立場上、なかなか率直に相談できる相手がいなくて、お困りの先生方も多いはずです。
カウンセリングの領域では、カウンセラーが自身の担当する個別のケースについて、熟練した指導者と対話し、自身のカウンセリングの過程や問題点を振り返ることで、より良いカウンセリングのあり方を模索する手法があります※。
この連載ではキャリア・カウンセリングの専門家である三川先生と現場の先生方の対話を通じて、現場の先生ご自身が「より良い進路指導のあり方」を考えていく様子をレポートします。

※「スーパービジョン」という手法。事例をもつカウンセラー(スーパーバイジー)と指導者(スーパーバイザー)で行う。

CASE.5 公立高校 羽村先生(仮名) 30代後半
社会の変化を日々感じており、時代に即した進路指導に変えていくべきだと考えています。しかし、なかには変化を敬遠する先生方も…。「新たな提案をしても拒絶されるのでは。それなら例年通りの取組をしたほうが、ストレスなく過ごせる」と考えてしまう自分を何とかしたいです。

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