最終回 日々の進路指導を振り返り、指導者自身の課題に気づく「セルフスーパービジョン」のすすめ
進路指導の場面で悩む場面、ふと立ち止まる瞬間があっても、立場上、なかなか率直に相談できる相手がいなくて、お困りの先生方も多いはずです。
カウンセリングの領域では、カウンセラーが自身の担当する個別のケースについて、熟練した指導者と対話し、自身のカウンセリングの過程や問題点を振り返ることで、より良いカウンセリングのあり方を模索する手法があります※。
この連載では2年にはわたって、キャリア・カウンセリングの専門家である三川先生と現場の先生方の対話を通じて、現場の先生ご自身が「より良い進路指導のあり方」を考えていく様子をレポートしてきました。最終回は一人でもできるスーパービジョンの方法についてお伺いします。
※「スーパービジョン」という手法。事例をもつカウンセラー(スーパーバイジー)と指導者(スーパーバイザー)で行う。
最終回 日々の進路指導を振り返り、指導者自身の課題に気づく「セルフスーパービジョン」のすすめ
「対話を始める」では、三川先生がスーパーバイザー(指導者)、現場の先生方がスーパーバイジー(相談者)となり、事例を基に先生方自身の課題について対話してきました。今回は、自己対話によってスーパービジョンを行う方法について三川先生にご解説いただきます。