方言でつながる

みなさんこんにちは、キャリアガイダンス編集部の中原です。
キャリアガイダンス7月号の特集では「語学」をテーマにし、
他言語を学び、新たな世界とつながった先に何があるのかを考えました。
ご覧いただければ幸いです。感想・ご意見もお待ちしております。

中国地方方面での取材の後、寄り道して広島県・宮島へ

他言語も面白いですが、私はかねてより「方言」に面白さを感じています。
飲食店でアルバイトをしていた時代、福岡県出身の店長に
「そこの椅子、なおしといて」
と言われたことがありました。
ネジでも外れてたっけな...?と困惑したのですが、その時に
西日本の方では「なおす」は「片付ける」の意で使用されることを知りました。
「同じ日本語なのに、こんなにも意味が異なるなんて!」と
関心をもったのをよく覚えています。

宮島へと向かうフェリー、なかなかの揺れでちょっぴり怖かったです

関西弁や博多弁、AIでも翻訳が難しいとされる津軽弁などなど、
日本で現在知られている方言の数は140種をこえているそうです。
方言が多様に存在するということは、用いてきた人々の暮らし、
歴史や文化もまた、多様に存在してきたということ。
キャリアガイダンス編集部もそうなのですが、会社や組織というものは
さまざまな地域の出身者で構成された集まりですよね。
そのことを思えば、私たちの社会はもとから多方言・多言語状態のはず。
つながるための言葉を獲得することは、そう遠くないことなのではないでしょうか。

取材のため経由した、山口県岩国市にて

うんざりするほど暑い日が続いていますので、少しでも涼しくなればと思い、
どれも文章には関係ないですが、春先に撮影した写真を載せてみました。
シャツにシュッとふきかける冷感スプレーと、小型の扇風機が手放せない日々です。
8月は更に暑くなると聞くとクラっとしますが、皆さまどうか、どうかご自愛ください。