新世紀のキャンパス 京都橘大学/アカデミックテラス

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 自然と調和し、多様な交流を生み出すオープンイノベーション拠点「アカデミックテラス」
自然と調和し、多様な交流を生み出すオープンイノベーション拠点「アカデミックテラス」

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 段状に広がるテラスに京都府産の杉材や植栽を取り入れバイオフィリックな空間を実現。
段状に広がるテラスに京都府産の杉材や植栽を取り入れバイオフィリックな空間を実現。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 屋内・半屋外・屋外がゆるやかにつながる交流空間。活動や気分に応じて、自由に過ごせる。
屋内・半屋外・屋外がゆるやかにつながる交流空間。活動や気分に応じて、自由に過ごせる。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 新しいキャンパスの顔として、多様な交流を生み出す。
新しいキャンパスの顔として、多様な交流を生み出す。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 1F「The Factory(機械工作室)」では、様々な工作機械を備え、加工・製作からロボットの動作検証まで一貫して行える実践的なものづくり空間。
画像:京都橘大学/アカデミックテラス 1F「The Factory(機械工作室)」では、様々な工作機械を備え、加工・製作からロボットの動作検証まで一貫して行える実践的なものづくり空間。
1F「The Factory(機械工作室)」では、様々な工作機械を備え、加工・製作からロボットの動作検証まで一貫して行える実践的なものづくり空間。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 3Fの臨床工学科エリアでは、医療現場を再現した設備を備え、生命維持管理装置の操作や手術支援など臨床工学技士に必要な知識・技術を習得する。
3Fの臨床工学科エリアでは、医療現場を再現した設備を備え、生命維持管理装置の操作や手術支援など臨床工学技士に必要な知識・技術を習得する。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 6店舗が集う約350席のフードコート。多彩な座席配置と緑に囲まれた快適な空間が、学生の交流や新たなつながりを育む。
画像:京都橘大学/アカデミックテラス 6店舗が集う約350席のフードコート。多彩な座席配置と緑に囲まれた快適な空間が、学生の交流や新たなつながりを育む。
6店舗が集う約350席のフードコート。多彩な座席配置と緑に囲まれた快適な空間が、学生の交流や新たなつながりを育む。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 社会に開かれた交流拠点として、多様な人々の出会いと共創を生み出す。
社会に開かれた交流拠点として、多様な人々の出会いと共創を生み出す。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 【Career Center】人とつながり、新たな気づきに出会える場。
【Career Center】人とつながり、新たな気づきに出会える場。

画像:京都橘大学/アカデミックテラス commons4th
commons4th

画像:京都橘大学/アカデミックテラス 吹き抜け空間で各階のコモンズをつなぎ、異分野の活動を身近に感じながら交流と学際的な連携を促す。
吹き抜け空間で各階のコモンズをつなぎ、異分野の活動を身近に感じながら交流と学際的な連携を促す。

自然と調和し、未来を照らすオープンイノベーション拠点「アカデミックテラス」誕生

 2026年春、京都橘大学に地上8階建て、延べ床面積約1万3000㎡の学内最大規模となる「アカデミックテラス」が誕生した。ここは、デジタルメディア学部デジタルメディア学科、工学部ロボティクス学科、健康科学部臨床工学科の教育・研究を支える新棟であるが、それだけに留まらない。情報・AI・医療のオープンイノベーション拠点として、「学びで世界を変える」という本学のビジョンを具現化する挑戦のフィールドだ。

 「アカデミックテラス」という名称には二つの意味を込めている。一つは、多様な人々が集い、交流し、新たな価値を生み出す場としての「テラス」。もう一つは、そこで育まれた知やアイデアが社会を豊かにし、人々の未来を明るく「照らす」ということ。人と人、人と社会、そして異なる専門分野が混ざりあうことで新たな知が創発される。その連鎖によって、社会課題の解決や価値創造へとつなげていき、循環させたいという思いを込めている。

 建築面で最も特徴的なのは、山科・醍醐地域の自然と調和するデザインである。新棟北側には地上から最上階へと連なる「段々テラス」を配置し、その稜線が背後に広がる「高塚山・醍醐山」の山並みへと続く景観を創り出している。地域由来の植栽を施した緑化テラスには学生たちが集い、語り合い、学び合っている。その姿が建物の表情となり、知的好奇心に満ちたエネルギーが、キャンパスの新たな躍動を映している。

 また、アカデミックテラスは環境配慮型建築として、光や風、緑、雨水等自然の力を積極的に活用し、太陽光発電やAIを活用した空調・換気システムを導入している。ZEB Readyを実現し、一次エネルギー消費量55%削減を目指す等持続可能な環境づくりを重視した。テクノロジーは人の幸せや豊かな社会の発展に役立てるものという観点から、この建築は、先端技術と自然との共生のシンボルでもある。

 各フロアには、新設した3学科の特徴的な教育環境を整備した。

 デジタルメディア学科では、「好き」を原動力に、クリエイションとエンジニアリングを掛け合わせた教育を展開する。映像、ゲーム、CG、デザイン等の表現領域とデジタル技術を掛け合わせながら、次世代のクリエイターを育成する。スカイテラスやコモンズ、ラボはその成果を社会へ発信する舞台である。

 ロボティクス学科では、「つくる(機械工学)」「動かす(情報工学)」「社会で活かす(知能情報学)」をテーマに、ロボットの基盤技術から社会実装まで立体的に学ぶ。「The Factory(機械工作室)」には、3Dプリンターやレーザーカッターに加え、ボール盤やフライス盤等、ものづくりの基礎を支える工作機械を導入した。アイデアを形にし、試作と改良を重ねながら課題解決へと結び付けていく実践の場だ。

 臨床工学科では、VR血管内シミュレーターや高度医療機器を導入した「手術シミュレーションルーム」をはじめ、実際の医療現場を想定した教育環境を整備している。医療と工学を横断的に学び、先進医療を支える専門職の育成を目指す。

 各フロアのコモンズは吹き抜け空間「スパイン」で結び、学部・学科の垣根を越えた交流を生み出している。上下階の活動が自然に視界へ入り、異なる分野の研究や制作に触れられる環境は、偶発的な対話や新しい着想を促す。本学の特長である、「医工連携」を日常の中で意識し、プロジェクトの萌芽が生まれやすくするための仕掛けでもある。そのほかにも企業の方と共同研究を行う「プロジェクトルーム」、地域の方も利用可能な「ダイニングコモンズ」、学生たちの目指す進路の実現をサポートする「キャリアセンター」等、文系・理系・医療系が1キャンパスに集う多様な知の拠点となっている。

 竣工後、様々なエリアで学生たちの活発な交流が生まれている。学び合い、楽しみながら挑戦を重ねる姿を見るたびに、大学にとってかけがえのない宝は、「人」であり、切磋琢磨しながら共に成長する「学びのコミュニティ」であることを実感する。次代を担う若者たちが自らの可能性を信じ、仲間と共に未来を切り拓いていく。その成長の歩みこそが、「アカデミックテラス」の最も美しい風景である。

 京都橘大学はこれからも、多様な知が響き合い、未来を照らす新たな価値を創造する大学として歩み続けていく。ぜひ、多くの方に訪れていただき、未知なる可能性にあふれた共創の場に育つことを願っている。

【印刷用記事】
新世紀のキャンパス 京都橘大学/アカデミックテラス