キャリアガイダンス vol.438 2021.7 NEW
コロナを超え、いざ、次のステージへ 教育、進路指導をどう転換していくか?
調査レポート「高校教育改革に関する調査 2021」/【管理職座談会】 環境変化も機会と捉えありたい学校の姿をつくっていくには/「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)から読む高校へのメッセージ 一人一人の生徒を主語にする、もっと自由で魅力ある学校づくりを
編集デスクが語る 特集の見どころ
10年に1度の学習指導要領の改訂に向けた準備と入学者選抜改革が重なり、まさに大きな変化を予定していた昨年度。そこへ予想もしなかったコロナ禍、それによるICTの活用… と、日々「変化対応力」が問われ続け、鍛えられた1年だったのではないでしょうか。
弊社にて2月に実施した「高校教育改革に関する調査」においても、計画を何度も修正しながら対応しつつ、見直しを機会に変えて改革を前に進めようとしたり、制約の中で本質に立ち返り、授業改善や探究を進めている先生方の姿が窺える結果となりました。また調査ではいくつかの項目で〝これまで〞と〝これから〞を分けて聞いており、そこからは〝今〞を起点に大きく方針や取組を転換しようとしている様子も浮かび上がってきました。
ここから改めて、これからの時代にふさわしい教育や進路指導をどう組み立てていけばよいのでしょうか。
特集の後半では、管理職の先生方に激動の1年を振り返りつつこれからにつながる〝兆し〞を語り合っていただき、またこれからの指針のひとつである「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して(答申)」の審議に関わった荒瀬克己氏に、新学習指導要領とのつながりも踏まえ、それらをどう学校づくりに生かしていくことができるかをお伺いしました。
調査にご協力いただいた全国の先生方に、深く感謝を申し上げるとともに、本調査、ならびにこの特集が皆様のこれからの学校づくりや進路指導の参考になれば幸いです。
林 知里(本誌 デスク)
■特集■
コロナを超え、いざ、次のステージへ
教育、進路指導をどう転換していくか?
調査レポート「高校教育改革に関する調査 2021」
Part①
コロナ禍で鍛えた「変化対応力」を、“これから”に活かす
【実践事例】ICT活用佼成学園中学校・高校(東京・私立)
海部高校(徳島・県立)
<佼成学園中学校・高校>英語 長期休暇課題 ルーブリック(2年生用)
<佼成学園中学校・高校>英語 課題案(リスニング・過去問分析/2年生用)
<佼成学園中学校・高校>英語 課題案(語彙・英文法/2年生用)
<佼成学園中学校・高校>英語 課題案(読解・英作文/2年生用)
Part②
入学者選抜改革、新学習指導要領 … 教育改革にどう取り組む?
【実践事例】 授業改善泉陽高校(大阪・府立)
【実践事例】 探究
札幌藻岩高校(北海道・市立)
Part③
社会も教育も変わる今、
進路指導・キャリア教育に求められる次の進化とは
【実践事例】 キャリア・パスポート岩槻高校(埼玉・県立)
【実践事例】 進路指導・キャリア教育
四條畷学園高校(大阪・私立)
諫早高校(長崎・県立)
青翔開智中学校・高校(鳥取・私立)
【管理職座談会】
環境変化も機会と捉え
ありたい学校の姿をつくっていくには
勝部 武(埼玉県立三郷高校 教頭)菅沼 尚(長野市立長野高校 校長)
真下峯子(昭和女子大学附属昭和中学校・高校 校長)
安田幸一(大阪府立今宮高校 校長)
「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)から読む高校へのメッセージ
一人一人の生徒を主語にする、
もっと自由で魅力ある学校づくりを
■連載