キャリアガイダンス vol.428 2019.7
学びをつなぎ、未来へつなぐ「特別活動」
【誌上研修会】育成したい資質・能力の視点で「特別活動」を捉え直す/これからの高校教育のなかで、特別活動が果たす役割/これからの高校教育のなかで、特別活動が果たす役割/【実践事例レポート】生徒の資質・能力を育む特別活動/キャリア教育の要としての「特別活動」
編集長が語る 特集の見どころ
「今の勉強が、将来何の役に立つかわからない…」
このような声を聞かれたことがあるのではないでしょうか。教科・科目の学びはもちろん、探究学習、課外活動など、教育活動全体を通じた学びを、進路選択やその先の将来にどのようにつなげていけばいいのか。
新学習指導要領の総則において「特別活動を要としつつ各教科・科目等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること」と記されました。教科・科目の学びと自身を往還させながら、学校生活や実生活、そして一人一人の生徒の将来につなげていくことが要の役割だと捉えれば、特別活動の取組はとても大切な位置付けになってきます。では、特別活動の全体計画や年間指導計画を、いったいどのように考えていけばいいのでしょうか。
本特集では、文部科学省の長田 徹教科調査官に、特別活動の全体計画の立案からホームルーム活動の指導案作成まで、特別活動を要としてカリキュラムをデザインする研修会を実施していただきました。留意したいポイント、各教科・科目や総合的な探究の時間とのつながりの捉え方など、年度内の計画見直しや次年度の計画立案に向けて、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
一人一人の生徒たち自身において、積み重ねてきた学びをつなげながら、「これまで」と「今」を「これから」につなげていく。そこには生徒の成長を願う先生方の働き掛けが欠かせません。教科書がないからこそ、先生方の熱意と思いが色濃く映し出される〝特別ではない〞活動。目の前の生徒の実態を見取りながら、じっくりと取り組んでみませんか?
山下 真司(本誌 編集長)
■特集■
学びをつなぎ、未来へつなぐ「特別活動」
育成したい資質・能力の視点で「特別活動」を捉え直す
【Step1-2】
特別活動を要としてカリキュラムをデザインする
これからの高校教育のなかで、特別活動が果たす役割
「キャリア・パスポート」2020年度からスタート
【実践事例レポート】
生徒の資質・能力を育む特別活動
<宿毛高校><春野高校>
キャリア教育の要としての「特別活動」
■連載
進路指導ケーススタディ
進路指導に役立つ理論●マズローの欲求階層論
第11回 進路に迷う生徒は、どこでつまずいているのか?
先進校に学ぶキャリア教育の実践
地域で育むキャリア教育
「探究が蒔いた未来の種」
Vol.3:青春は止められない!
「高校生団体」という新しいスタイル
/認定NPO法人カタリバ 今村 亮
教科でキャリア教育『生物』
『希望の道標』
第51回:ファイトマネーを全額寄付する介護士プロボクサー/大沢宏晋
今、教育が変わるとき。 LEADERS
Top Interview -変革に挑む-
リクルートサービスを活用した進路指導実践事例
■別冊付録