キャリアガイダンス vol.441 2022.2 NEW
社会と共に生徒を育てる
【Opening Message】「自分をつくる」 × 木村泰子 /社会全体で生徒を育てる・支える― 社会側の視点から―/現場の声から考える 高校はどう社会と共に歩むか/社会と共に生徒を育てる高校事例/【調査報告】高校生と保護者の進路に関する意識調査 2021 コロナ禍を経て親子コミュニケーションはどう変わったか
編集デスクが語る 特集の見どころ
この4月から新課程が始まり、刷新された学力観を軸に、本格的な教育改革が始まります。その大きなテーマの一つが、生徒の学びをどう実生活や社会、さらには将来とつないでいくか、ということではないでしょうか。そしてそれは本質的に、学びが「みんな同じ」から、「一人ひとり違う」へ変わっていくということでもあります。なぜならば、それぞれの生徒の生活、社会の見方や関心、そして将来は異なるからです。
そのような教育を実現していこうとしたとき、どうしても学校という場所、教科書や参考書、先生というサポーターだけではなく、もっと広いフィールドが必要になります。さまざまな理由で学校外との連携はハードルが高いと感じている先生方も多いと思いますが、取材で見えてきたのは、学校と共に高校生を育てたいという社会側の多くのプレーヤーの姿。そこには、「高校や高校生と共に、これからの社会を創っていきたい」という熱い思いがありました。特集では、社会側のそんな動きと共に、試行錯誤しながら社会と共に生徒を育てようとしている先生、コーディネーター、高校の声をご紹介しています。
そのなかで、社会と学校の両方から繰り返し出てきたキーワードが、「負担」ではなく「分担」、「連携」から「共創」へ。学校と社会が役割を分担しつつ、よりよい社会を、生徒と先生と社会の人々が共に創っていく。この特集が、そんな共創を生み出すヒントになれば幸いです。
林 知里(本誌 デスク)
■特集■
社会と共に生徒を育てる
【Opening Message】
「自分をつくる」 × 木村泰子 (大阪市立大空小学校 初代校長)
社会全体で生徒を育てる・支える
― 社会側の視点から―
現場の声から考える
高校はどう社会と共に歩むか
社会と共に生徒を育てる高校事例
Case1:PTAと共に学校風土をつくる
湘南学園中学校高校(神奈川・私立)
Case2:ICTも武器に地域内外の人とつながる
鹿追高校(北海道・道立)
Case3:多様な生徒を複数のプロが支援
田奈高校(神奈川・県立)
【調査報告】
高校生と保護者の進路に関する意識調査 2021
コロナ禍を経て親子コミュニケーションは
どう変わったか
■連載
進路指導ケーススタディ
進路指導実践を磨く!
「問い」の編集工学
教科でキャリア教育
『希望の道標』
Vol.64 合同会社 MISAKI STAYLE 代表/菊地未来
今、教育が変わるとき。 LEADERS
Top Interview -変革に挑む-
リクルートサービスを活用した進路指導実践事例
■別冊付録