キャリアガイダンス vol.442 2022.4

いま、「働く」をどう考えるか

【Opening Message】やっぱりできるんじゃないか × 吉本ばなな /最新データから読み解く「働く」の変化/「働く」に自分らしさを重ねた6人の選択/多角的に「働くこと」を思考する。大人と高校生の哲学対話/「自分にとっての働く」を考える高校事例

編集長が語る 特集の見どころ

 

 ICTの発達、働き方改革、そして新型コロナウイルス感染症。 ここ10年間で社会を切り取ってみても、「働く」のあり方や価値観が変わる出来事がたくさんありました。
 そのなかで、上の世代の姿から自分の働き方を見出す人もいれば、前例にとらわれない新しい働き方をする人もいる。高校生たちには、そのどちらの世界もあることを知ったうえで、自らの「働く」について考えてもらいたい。私たちはそう考え、今回この特集を組むに至りました。
 「いま、『働く』をどう考えるか」。 そのヒントを求めて最新データを紐解き、新しい働き方をしている人へのインタビューからその希望や葛藤を探ったり、高校生と社会人で「自分らしく働くとは?」という哲学対話をしてみたり。私たち編集部も、いろいろなアプローチから、少し実験的に「働く」を考えてみました。

 もしかすると本号の読後感としては、答えよりも「問い」の方が多いかもしれません。 しかし、変わりつつある「働く」について、共に思いを巡らせていただけるきっかけになりますと幸いです。

                   赤土豪一(本誌 編集長)

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