60秒で分かる「全国学力・学習状況調査」とは?

キホンの用語をおさえて、レベルアップ

学校や教育に関する話を聞いていると、ちょっと難しい言葉がたくさん出てきます。
そんな教育業界の専門用語を、できるだけ分かりやすく解説します!今、おさえておきたい用語を中心に紹介しますので、きっと役に立つはず!これを読めば、教育の話題がもっと身近に感じられるかも!ぜひチェックしてみてください!

キホンの用語解説

全国学力・学習状況調査とは、文部科学省が全国全ての小学6年生と中学3年生を対象に実施する学力と学習状況の調査のこと。実施時期は4月。学力を測る「教科に関する調査」では、国語、算数・数学が毎年課されるほか、理科と英語が3回に1回程度課され、すべての教科に関して、単なる知識量だけでなく、知識を活用する力も問う内容となっている。学習環境や生活習慣などを問う「質問紙調査」は対象となる全児童・生徒と学校に対して行われる。なお、文部科学省は同調査の目的として次の3つを掲げている。「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る」「学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる」「そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する」。現行の調査は、2003年、OECD加盟国で実施する国際的な学力調査PISAで日本の読解力などの順位が急落した「PISAショック」を受け、2007年からスタートしたが、自治体・学校間の学力の序列化につながるという懸念も大きく、教育現場ではその実施に賛否両論がある。

(文/伊藤 敬太郎)