【進学ブランド力調査2016追加分析】志望学問分野別 志望大学ランキング(21.看護)

■重視項目 整った環境で資格取得し、卒業後は社会で活躍できることを重視

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 「卒業後に社会で活躍できること(全体17位に対し11位)」が、全22分野中1位。

大学進学者全体よりも順位が3ランク以上高い項目は、「資格取得に有利であること(全体6位に対し2位)」「学習設備や環境が整っていること(全体9位に対し5位)」「専門分野を深く学べること(全体13位に対し5位)」。

一方低いのは、「自分の興味や可能性が広げられること(全体3位に対し9位)」「偏差値が自分に合っていること(全体7位に対し10位)」。

 

■進学ブランド力調査2016における看護分野の志願度ランキング

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 全国的に設置数が激増している看護分野。3エリア共に国公立、特に公立大学のランクイン数が目立っている。また、関西の1位兵庫県立大学以外は3~4ポイント前後と拮抗しており、比較的分散傾向であることがわかる。

 関東1位は2003年に設立された神奈川県立保健福祉大学。高校生の志望理由の自由回答では、「学力、距離、学費、雰囲気が良いから」「県内で通いたい学部があって公立という条件を満たしているから」など、公立ならではのメリットが多く挙がっている。2位は同率で3校が並ぶ。まず公立の埼玉県立大学。「保健医療福祉学部」のみの構成となっており、高校生の自由回答では公立ならではのメリットに加えて、「キャンパスがとてもきれい」と、ドラマや映画のロケ地によく使われるというキャンパスのきれいさが多数挙げられているのが特徴だ。同率2位ほかは、2005年に設立された首都大学東京と、国立の東京医科歯科大学。

東海は同率1位で静岡県立大学と三重大学。関西のトップは兵庫県立大学で、以下4位まではすべて公立大学が占め、5位に私立の兵庫医療大学が入る。