【全国版】18歳人口予測、大学・短大・専門学校進学率、地元残留率の動向2022

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文部科学省「学校基本調査」より受験マーケットに大きな影響を与える「18歳人口予測」「進学率推移」「地元残留率」について分析を行った

リポート概要

【将来予測 2022~2034年】
18歳人口予測 
P3~P8

・2022年112.1万人→2034年100.6万人(11.5万人減少)
・東北の減少率が高く、6県中4県で減少率20%以上
・2022年比減少率が高いのは東北(80.9%) 、減少数が大きいのは近畿(22,958人減)

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【経過推移 2013年~2022年】
進学率(現役・過年度含)の推移 
P9~P15
大学進学率(現役)

・2013年47.4%→2022年55.3%(7.9ポイント上昇)
・上昇が大きいのは、1位 北海道(135.3)、2位 四国(120.4) 、3位 東北(118.3)※注
・進学率が高いのは、南関東、近畿、東海の三大都市圏
 注)※の()内の数値は、2013年を100としたときの2022年の指数

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短大進学率(現役)
・2013年5.4%→2022年3.7%(1.7ポイント低下)
・低下が大きいのは、1位 南関東(62.5) 、2位 東海(63.2)、3位 近畿(65.6)※注
・進学率が高いのは、北陸、甲信越、東北
 注)※の()内の数値は、2013年を100としたときの2022年の指数

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専門学校進学率(現役)
・2013年17.0%→2022年16.7%(0.3ポイント低下)
・上昇が大きいのは、1位 東海(104.2) 、2位 北関東(102.2)、3位 九州沖縄(102.1)。※注
・進学率が高いのは、甲信越、北海道、九州沖縄
 注)※の()内の数値は、2013年を100としたときの2022年の指数

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【18歳人口減少率×地元残留率】(大学入学者:都道府県別:2022→2034年)
・全国平均でラインを引き4象限に分けると、以下の通りになる。
象限① 18歳人口減少率が低く、地元残留率が高い:東京、愛知、広島、福岡、熊本
    →人口が減少せず、地元にも残るため、県内募集は比較的しやすいセグメント。
象限② 18歳人口減少率が高く、地元残留率が高い:北海道、宮城、石川、大阪、京都、兵庫
    →18歳は比較的地元に残るが、マーケット自体が縮小するセグメント。
象限③ 18歳人口減少率が低く、地元残留率が低い:神奈川、千葉、埼玉、滋賀、島根、大分、鹿児島、沖縄
    →人口は大きくは減少しないものの、周辺県への流出が多いセグメント。
象限④ 18歳人口減少率が高く、地元残留率が低い:その他の県
    →人口減少に加え地元にも残留しないため、地元募集だけでは厳しいセグメント。

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(2023/2/13掲載)