【進学ブランド力調査2016追加分析】志望学問分野別 志望大学ランキング(8.社会)

■重視項目 将来の選択肢が増やせる、自宅から近い有名校であることを重視

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4位の「将来の選択肢が増えること(全体11位に対し4位)」は全22分野中トップ。

ほかに大学進学者全体と比較して順位が3ランク以上高い項目は、「自宅から通えること(全体5位に対し2位)」「学生生活が楽しめること(全体8位に対し4位)」「有名であること(全体15位に対し6位)」「社会で役立つ力が身につくこと(全体21位に対し10位)」「クラブ・サークル活動が盛んであること(全体19位に対し10位)」となっている。

一方、全体より順位が低いのは「就職に有利であること(全体4位に対し7位)」「自分の興味や可能性が広げられること(全体3位に対し10位)」となっている。就職や自分の興味を広げるというよりは、有名校でキャンパスライフを楽しみながら将来の選択肢を増やしたいという希望が強い。

■進学ブランド力調査2016における社会分野の志願度ランキング

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 関東・関西は私大の大規模総合私大がランクインし、「有名でキャンパスライフが楽しめ、将来の選択肢が増える」という社会系志望者の重視項目を反映している結果といえる。全体的に、「法律・政治」「経済・経営・商」などとランクインしている大学が一致している。

 関東は早稲田大学が2位以下に6.4ポイントの差をつけて1位。2位には明治大学が入り、3位には社会学部をもつ法政大学、4位に社会情報学部をもつ青山学院大学がランクインしている。

 東海は人文社会学部を有する名古屋市立大学がトップ。5校中3校が国公立である。関西は2位以下に5.1ポイントの差をつけて関西大学が1位。