【進学ブランド力調査2016追加分析】志望学問分野別 志望大学ランキング(7.経済・経営・商)

■重視項目 将来の選択肢が増え、就職に有利である有名校であることを重視

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3位の「就職に有利であること」が40%を超えており、人文科学系・社会科学系の中でもトップである。 

大学進学者全体と比較して順位が3ランク以上高い項目は、「将来の選択肢が増えること(全体11位に対し5位)」「キャンパスがきれいであること(全体10位に対し6位)」「有名であること(全体15位に対し7位)」「伝統や実績があること(全体14位に対し9位)」。 

一方、全体より順位が低いのは「自分の興味や可能性が広げられること(全体3位に対し8位)」となっており、文系の中でもより将来のキャリアを意識した大学選択をしているといえる。

■進学ブランド力調査2016における経済・経営・商分野の志願度ランキング

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3エリア共にそれほど突出している大学があるわけではなく、私大の難関総合大学に志望が割れている結果となっている。高校生の志望理由の自由回答では、いづれの大学も就職のしやすさ、目指している会社への入社実績があるなど、就職に対する期待のこもったものが目立った。

関東は早稲田大学が1位。高校生の志望理由としては、「就職に強く、自分の可能性を広げられる。自慢も出来る」という声が上がっている。早稲田大学は、2016年の「就職に有利である」のイメージランキングで関東エリア1位となっており、就職を重視する経済・経営・商学分野志望者に支持されたのだろう。

2位の明治大学は私立大学で初めて商学部、経営学部を設置した大学でもあり、伝統的な強さがランキングに出ている。

東海では南山大学が1位。

関西では経済学部・商学部を有する関西大学が1位となっており、コメントでは「経済学部で経済を学ぶことで社会で行っていることを学べる」「商学部の留学制度に興味がある」という声が挙がった。